(彼氏の)初恋の人と鼎泰豊へ

台湾滞在6日目。この日、彼氏は朝から体調が悪く、なかなか起きません。起こそうとすると、「昨日からお腹が下ってる」「体がダルい」と言って布団にもぐり込んでしまいます。

台湾の熱風と湿気と効き過ぎの冷房に、体を冷やしてしまったのでしょうか?それとも、夜市で食べた何かに当たったのでしょうか?

ともあれ、外は雨も降っていることだし、大事を取って、この日はホテルでまったりすることにしました。

昼過ぎ、「何か食べるものを」と思って、ホテルの近所の自然酵母のパン屋さんでパンを数個買い、ホテルに戻ったら、彼氏が起き上がってTVを観ていました。

「もう大丈夫なの?」と聞いたら、「大丈夫じゃないけど、大丈夫。今夜は、僕の初恋の人とご飯を食べることになったから」とウキウキです。

その彼女とは、彼氏が台湾からシンガポールの学校に編入した時、同じクラスにいた台湾人の女の子です。当時、英語が全く理解できなかった彼氏は、「今、先生、何て言ったの?」「今日の宿題は何?」と、何かと彼女に聞いていたそうです。いろいろ頼りになるし、なんてったって可愛いから、彼女のまわりをいつもうろちょろしていたら、「あんた、ウザイ。もう近くに寄るな」と、(告ってもいないのに)振られてしまったらしいです。

「私は行くのを遠慮した方がいい?」と聞いたら、「もちろん一緒に行くんだってば。彼女に、僕の彼女が鼎泰豊に行きたがっていると話したら、予約しておいてくれるって」ということでした。

その日の夕方、初恋の彼女と忠孝敦化站で待ち合わせをしました。彼氏は「15年ぶり?顔分かんなかったら、どうしよう」と言っていたのですが、待ち合わせ場所に着いた途端、「あ、あそこに立っているのが、僕のFirst Loveだ!」と言い、声を掛けたら、間違いなく本人でした。

彼氏の初恋の人は、ほっそりしてとてもキレイな人でした。でも、声は低めで、サバサバした話し方をし、その日はなんとスッピン。「はじめまして。シンガポールでCPとクラスメートだった○○です。あなた、鼎泰豊に行きたいんだよね?ちゃんと予約しておいたから!さぁ、Let's go!」と、すぐ歩き始めました。

彼女は中学・高校とシンガポールで過ごしたこともあり、この日の会話は(私でも理解できるよう気を遣ってくれて)全て英語でした。話の内容によると、彼女はとてもアクティブな人で、いろいろなところに旅行に行ったり、パーティに行ったりするのが好きな子のようでした(彼氏が全く相手にされなかったのも納得。性格が彼氏とは全く正反対なのです)。

鼎泰豊で、私は小籠包と空心菜をリクエスト。あとは、彼女におまかせでオーダーしました。

彼女の携帯はSamsungのGalaxy Tab 7.0"(特大サイズ携帯!)で、料理が出てくる度に彼女は携帯で写真を撮って、その都度、facebookにアップロードしてました(その時、料理の写真だけでなく、私と彼氏の写真も撮っていたのには気付いていたけど、後で彼女のfacebookのtimelineを見てみたら、私たちの写真もアップされていました。知らぬ間に)。

鼎泰豊の料理は、どれも口に合って、とても美味しかったです。

夕食を食べている時に、彼氏と私で「台湾滞在中にICE MONSTERのマンゴーかき氷が食べたい」と言っていたのですが、鼎泰豊の後、彼女が「ICE MONSTERの場所、この近くだから教えてあげる!」と、お店まで連れてってくれました。そこで小さな棒アイスを食べ、その時、「もうすぐ日本に行くけど、もうそろそろ私の両親用の台湾土産買わなきゃ」と言ったら、ICE MONSTERの後に近くのお土産屋さんまで連れて行ってくれました(そこでパイナップルケーキを買いました)。

その面倒見の良さに、彼氏だけでなく、私までメロメロになりました。

お土産屋さんの後は「解散」という流れになったのですが、今夜は台北に台風が上陸するということで、彼女はこれから友達の家に行って徹夜麻雀をするとのことでした。「よかったら、一緒に参加しない?」と誘われたのですが、私も彼氏も麻雀のやり方が分からないので断りました。

彼氏の初恋の彼女は、とてもアクティブ過ぎる子でした。



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