彼氏の地元へ

台湾滞在も、残すところあと1日。明日には台湾を発って日本に行かなければいけません。

そのため今日は、彼氏の地元を訪問をすることにしました。

彼氏は、中学校一年の時、台湾を離れて単身シンガポールに移住しました。住み慣れた地元、仲が良かった友達、そして家族と、突然離ればなれにならなくてはいけませんでした。

その後、(台湾の兵役を逃れるために)台湾に19年間も帰ることができませんでした。そのためなのか、カナダで、たまにGoogle Mapのストリートビューで、自分の元実家や小学校を見ている時がありました。

だから、今回の旅行で、必ず、彼氏の地元を訪問する日を一日作ろうと(私の中で)決心していました。

今朝起きたら、あいにくの雨。でも、今日を逃したらもう日がないので、地元訪問をすることにしました。



地下鉄でもよりの駅に到着し、まずは駅の近くにあるという「彼氏がシンガポールに移住する寸前まで通っていたという」中学校に行きました。彼氏は、門の外から校内を見て「おおお、懐かしい」とつぶやいていました。

次に、中学校の横にある彼氏の生家(アパート)へ。この家には彼氏が2歳まで住んでいたそうです。

そして次に、生家の近くの教会へ行きました。彼氏の両親はクリスチャンで、彼氏は物心付いたころから教会に通っていたそうです。しかし、教会の場所には別のお店が入っていました。「あれ?移転しちゃったのかな?」と、その隣の建物を見てみたら、そこの一階に教会が入っていました。

「中に入ってみれば?」と勧めても、「不審者と思われたらイヤだから」と言い、彼氏は道路からそーっと中を覗うだけで中に入ろうとしません。そしたら突然、「あ、見覚えのある顔!」と言い、「やっぱり、ちょっと挨拶してくる」と言って、中に入りました。私も続けて中に入りました。

彼氏が「見覚えのある顔」と言ったのは、彼氏が小さい頃からお世話になっていたシスターでした。彼女はここ30年ほどずっとこの教会でシスターをしていて、彼氏のことをちゃんと覚えていました。彼氏家族全員がシンガポールに移ってからのことをいろいろ話してくれました(教会は、隣の場所が狭かったために、この建物に移転したとのことでした)。

(あと、カナダに住んでいながら、頑なに英語名を使うことに抵抗している彼氏ですが、そんな彼氏に、実は英語名(クリスチャンネーム)があることを知りました。彼の英語名は「JOHN(ジョン)」です。ウチの彼氏と知り合いの方、ぜひ彼を「ジョン」と呼んであげてください。すごく嫌がって面白いです)



教会を後にし、次に彼氏が6年間通った小学校に行きました。そこで、彼氏が小学校5年生の時の親友が合流しました。その友達は、地元でカメラマンをしていて、以前ワーホリで日本に1年間滞在したことはあるものの、あまり日本語は喋れず、英語も喋れないということでした。なので、彼氏とその友達に思う存分、中国語で話せれるよう、私は二人の少し後ろを歩くことにしました。

小学校の次は、彼氏の元実家です。小学校の門から、通学路を通って彼氏の元実家に行きました(今は他の家族が住んでいます)。彼氏は外から元実家を見て、「ほら、あそこの窓。あの部屋が、僕の部屋だったんだよ」と教えてくれました。小学校の制服や中学校のジャージを着た彼氏が、その家の玄関から出てくる様子が見えた気がしました。





その後、彼氏の友達が、「この近くに美味しいって有名な豬血糕の屋台があるんだよ。行く?」と彼氏に聞きました。豬血糕は、彼氏が台湾に来る前に作った「台湾で食べたいものリスト」に入っていた食べ物です。二つ返事でOKし、その足で屋台に行くことになりました。

屋台に着くまでの間、友達は彼氏に「ここは昔は○○だったけど、今はこうなったんだよ」と、ひとつひとつ昔と今の違いを説明しているようでした。

豬血糕の屋台は、雨にもかかわらず人が並んでいました。私たちの前に並んでいた人は20本も注文していたため、なかなか順番が回って来ませんでした(家族の分も買っていたのかな?)。彼氏と友達が私にも勧めてきたのですが、以前、クリスタルモールで試しに食べてみて、苦手な味だったので、今回は彼氏のみ買って食べました。彼氏は「ううう、美味しい」と、とても満足そうでした。

その後、友達も私たちもまだ時間があったので、電車で少し移動し、美麗華百貨園近くのバッティングセンターに行きました。彼氏の友達は、中学時代は野球部で、卒業後、ちょくちょくここのバッティングセンターで遊んでいるので今でも肩がとても丈夫なのだそうです。普段、運動をしない彼氏も、友達と一緒にバッティングをしてしまい、案の定、次の日、ひどい筋肉痛(腕が上がらない)になってしまいました(私は「やめた方がいい」って言ったのに)。

バッティングセンターから駅に戻り、その友達と別れました。友達は、「また台湾に来たら、いつでも連絡して。また会おう」と言って、姿が見えなくなるまで手を振ってくれました。

その日の夜は、彼氏の叔父さんの家族(祖母(相方のお父さんの母)、叔父さんの奥さん、いとこ2人(お兄ちゃんと妹))と一緒にレストランで食事しました。

彼氏にとっても私にとっても、とても充実した一日でした。

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