今回の台湾旅行は、「やらなければいけない書類手続き」がたくさんあります。今日は、台湾到着以来、最初の平日(月曜日)です。午前中に、滞在しているホテル前で、彼氏の叔父さん(彼氏のお父さんの弟)に迎えに来てもらい、まずは叔父さんの家に行きました。そこで、おばあちゃん(お父さんの母)&叔父さんの奥さんに会って挨拶をし、皆で昼食とフルーツを食べました。
それから一休みをして、旅の重要な目的である、
・(彼氏の)中華民國國民身分證の再発行
・(彼氏の)戸籍謄本の取得
をするため、台灣新北市の市役所(市政府)に行きました。(彼氏は台北市出身ですが、昔の家に今は他の家族が住んでいるので、現在、Legal Address(日本でいう住民票)を叔父さんの家としています)
ところが、なんとそこで彼氏の台湾の戸籍が消滅していることが発覚しました。
市政府に到着して、まず、戸籍課のカウンターに行って中華民國國民身分證の更新をしようとしたら、「あら、あなたの戸籍無いわよ。國民身分證をあまりにも長い間更新していなかったため、戸籍が消滅しているみたいね」と言われました。彼氏が焦って、「えええ?じゃあ、僕の戸籍を復活させてください」と頼んだら、「戸籍を復活させたら、新たに兵役義務が発生するけどいい?」と聞かれました。
彼氏が、自分のパスポートに兵役免除の「僑居」スタンプが押してあり、「自分は兵役義務が無い」ことを説明しました。しかし、どうやら台湾は「パスポート発行システム」と「戸籍管理システム」が連動していないらしく(だから、戸籍が消滅していてもパスポートを更新し続けることができる)、戸籍を復活させたら、たとえ僑居スタンプをもらっていようが、やはり兵役に就かなくてはいけなくなるとのことです。
彼氏は「うーん、うーん」と悩んだ結果、今回は戸籍を復活させない(消滅させたままにする)ことにしました。彼氏の戸籍謄本は、日本で胎児認知届を出すときに使用しようと思っていたのですが、地自体によっては(父親が外国人の場合)父親方の戸籍謄本は必要ないところもあり、私たちが届出を出す予定の自治体も、基本、必要ないところなので、今回、台湾の戸籍謄本は諦めることにしました。
市政府の建物を出た後、「今回は認知届だから戸籍謄本が必要ないけど、将来、結婚する時はやはり戸籍謄本が必要になると思うよ。その時、カナダ人として私と結婚するの?」と聞いたら、「いや、僕が35歳になったら兵役義務が無くなるから、35歳過ぎたら台湾の戸籍を復活させるよ。そしたら、台湾の戸籍謄本を取得することができるようになるから」と言いました。
台湾で生まれ、シンガポールで育ち、カナダで人生のほとんどを過ごしていながら、やはり彼氏は「自分は台湾人だ」というメンタリティが強いんだなぁと思いました。
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