19年ぶりの台湾帰国



バンクーバーを15日の夜中2時10分に飛び立ち、11時間のフライトで台湾に到着しました。

私にとっては初めての台湾、
彼氏にとってはなんと19年ぶりの帰国です。

昔、カナダのPRが取れる前、彼氏が「僕は台湾の兵役を逃げてきているから、もし今、台湾に入国したらその時点で逮捕されるんだよ」と言っていました。だから今回、入国ゲートを通った際、「“台湾に入国したら逮捕される”って言ってたけど、逮捕されなくてよかったね」と言ったら、「ああ、あれ勘違い。兵役が済んでないと、入国は別に問題ないけど、出国が難しくなるの。今回、台湾滞在中に問題なく出国できるようにするために台湾の移民局に行くから、その時に詳しく説明するよ」とのことでした。



さて、まずは台湾ドルの現金を入手しなくてはいけません。バンクーバーの台湾人の友達に「台湾ドルの現金は、バンクーバーのどこで両替すればレートがいい?」と聞いたら、皆口を揃えて、「バンクーバーで両替すると高くつくよ。台北空港に着いてから、空港内のATMでカナダの銀行カードかクレジットカードを使って台湾ドルを引き出した方が安くつくよ」と教えてくれたため、ATMに直行して滞在中に必要な額の現金を引き出しました。(↑上の地図参照)



次は台北市内のホテルに自力で行かなくてはいけません。台北市内行きのバスチケットは、地図左上の長距離バスチケット売り場で買うことができます。チケット売り場の近くまで来て、写真の「Welcome to Taiwan ウサギ」を見つけ、「可愛い!」と写真を撮っていたら、中年のおじさんが日本語で「タイペイ、タクシー、イクヨ。ヒトリ180ドル」と話しかけてきました。彼氏が中国語で、「僕らはタクシー使わないよ。バスで台北に行くから」と言ったら、おじさんはどこかに行ってしまいました。



彼氏が、「あのおじさんの料金、もしかしたらバスより安いかもしれないね」と言うから、「そんな訳ないじゃん。こっちが聞きもしないのに向こうから外国語で声を掛けてくるときは、大抵ボッタクリだよ」と返しました。案の定、台北行きのバス代は一人90ドル(二人で180ドル)でした。2倍の料金を吹っ掛けられてたなんて。危ない、危ない。

バスチケット売り場のドアから外に出ると、左手がバス乗り場です。バスの時間が迫っていたため、チケットを買ってからすぐ荷物を持って外に出たら、その瞬間、とてつもない熱気に襲われました。「暑い」なんてもんじゃなく、「熱い」です。蒸し熱いです。

あっという間に全身に汗が吹き出たところで、台北市内行きのバスが到着し、バスに乗り込みました。そしたら今度はガンガンの冷房でとても寒いです。台湾のバス、冷房効かせ過ぎです。「こんなに寒いと風邪ひいちゃう!」と思いました。

台北に着くまでの間、彼氏は口数少なく、ずっと窓の外を見ていました。「19年ぶりの帰国で、懐かしい景色に感慨深くなっているのか、変わり過ぎて浦島太郎になっているのか、どっちかなんだろうな」と思って、そっとしておきました。

台北市内に着き、ホテルに近いバス停で降りて、歩いてホテルまで行きました。まだ午前中で、チェックインには早過ぎる時間だったため、荷物を預けて外をブラブラすることにしました。

歩いて中山站に行き、地下街を通って台北車站に行きました。新光三越百貨に着いたところでちょうどこの百貨店が開店時刻になったため、地下のフードコートを見てみて、その後、付近をブラブラしました。



チェックインの時間(午後2時)近くになり、ホテルに戻るため、また地下街を通って中山站に行きました。中山站から地上に出たら、恐ろしいほどの大雨。バケツをひっくり返したような土砂降り。ビショビショになってホテルに戻り、チェックインして部屋に入ってTVのニュースを見たら、台湾付近に台風が2つ接近しているということでした。

「うわぁ、せっかくの台湾なのに台風接近なんて運が悪いなぁ。滞在中、外出できるかなぁ」と、すごく不安になりました。

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