幼児連れの飛行機



旅行前、ママ友から散々、「幼児連れの飛行機は大変だよ~」と聞いていました。

しかし、うちの娘はどちらかというと大人しい静かな子。「大変だとは聞いてるけど、もしかしたら、案外飛行機は楽になるかもよ?」と密かに期待していました。

旅行初日、バンクーバーから成田への10時間半のフライトは終始ご機嫌で全く泣かず、降りる時に客室乗務員の方から、「いい子にしてたね~」と褒められたほどでした。

「よっし、うちの子は飛行機は大丈夫だ!」と思いました。

しかししかし、成田からバンクーバーへの8時間のフライトは、悪夢そのもの。搭乗してすぐに超アクティブになり、離陸のために親がシートベルトをして子供を抱っこしなくてはいけないのに、それができないほど。私が抱っこすると、娘はすぐパートナーの方に行きたがり、彼が抱っこするとすぐ私の方に戻りたがる。それの繰り返して結局、まともに抱っこできていない状態で飛行機は飛び立ちました。

機内食を食べさせようとしても、スプーンを手ではたいて食べようとしません。機内食を片付けてバシネットに娘のお気に入りのおもちゃを入れて遊ばせようとしても、バシネットから身を乗り出していろいろなもの(座席のモニターとかリモコンとか私の読んでいる本とか)を触ろうとして落ちそうになります。足元に毛布を敷いて、その上で遊ばせようとしたら、「抱っこ!抱っこ!」と足にしがみついてきます。

そして消灯後、周りの乗客が眠った頃、一番泣いてはいけないタイミングで娘がキャン泣きしました。抱っこして席を離れ、客室乗務員さんの作業エリアに入らせてもらい、カーテンを閉じてその中で小声で歌を歌って娘をあやしました。しばらくしたら、4歳ぐらいの女の子がカーテンを少し開けて中を覗いています。

「どうしたの?」と声を掛けたら、女の子の口の周りに嘔吐物が。その後ろにいた女の子の父親らしき人のシャツの胸元は、かなり広範囲で嘔吐物で汚れていました。近くに居た客室乗務員さんを呼んで対応をしてもらい、娘は自分より深刻な状況の女の子を見て泣き止んだので、席に戻ることにしました。

(後で、その女の子の父親が新しいシャツを着て、客室乗務員さんに連れられてビジネスクラスの方から出てきました。前方の方で体を拭いて新しいシャツに着替えさせてもらったようです。よかったです)

その後も少しグズグズし、娘が眠ったのは到着2時間前。私はドロドロに疲れていたので眠ろうとしたら、機内のライトが点いて機内食が出てきてしまいました。結局、まともに眠れませんでした。

話には聞いていたけど、幼児連れの飛行機はすっごく大変でした。普段、大人しいウチの娘でさえ、こんなに大変になるとは。

次回、飛行機に乗る機会は当分先になるから、その時は娘も成長してもっと楽であるといいのですが。。

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