I'm the boss, Applesauce


先日、カナダ人の友人と子育ての話をしていた時のこと。

私が、

「娘が言うことを聞かないときは、どうして私(母親)の言うことを聞かなきゃいけないか説明して、彼女が私の言うことに納得して従うようにしている」

と言ったら、友人は、

「理由なんて説明しなくていいのよ。母親の言うことは絶対だから、何も考えさせずに、ただ、従わせればいいんだってば」

「カナダには、“I'm the boss, Applesauce.”という言葉があってね。それは、“ボスは私だ、私に従え”という意味。ここで出てくる“Applesauce”なんて、意味がない。意味がなくても、理解できなくても、ただ、従いなさい、ということ。小さい子供を持つ母親は、よくこの言葉を使うよ」

「子供の安全を守るために、親は子供にいろいろ言うでしょう?小さな子供は、どうしてそうしなければいけないのか理解するのが難しいこともある。でもそれに従わせなければ、子供が危険な目に遭ってしまう」

「あと、社会に出たら、納得できないことでも従わなくてはいけないことが山ほどあるよね?世の中とはそういうもの。だから、小さいうちから、命令に従うことを教えておいた方がいいのよ」

と説明してくれました。

もうすぐ娘は3歳。私の言うことは分かっていても、ふざけてわざと従わない、もしくは、言っていることと全く正反対のことをしたりします。時と場合によって、そのおふざけに付き合ってられないこともあるので、“I'm the boss, Applesauce.”で、こちらの言うことに従うことを教えた方がいいのかなと思いました。

ちなみに、この後、公園に行ったら、8歳くらいの男の子が回転遊具に乗っていて、そのお母さんらしき人が「I'm the boss, Applesauce」と言って、遊具をぐるんぐるん回してました(男の子が振り落とされそうになるくらい、激しく回していました)。こういう使い方もあるんだ、と感心しました。

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