日本から荷物が届きました



先月5日、日本から発送した荷物が、やっとバンクーバーに届きました。

いつも日本から荷物を発送すると3週間くらいで届いていたのですが、今回はあまりにも遅いので、「行方不明になっているのかな」と不安になっていたら、1ヶ月半かかったものの、無事到着しました。

このダンボール箱2つには、(渡加前の)私の30年分の人生が詰まっています。日本に一時帰国した際、実家の自分の部屋を片付けて家族に明け渡してきたのですが、その際、どうしても処分できなかった「文庫本」と「音楽CD」を、カナダに発送することにしたのです。

私は昔から本を読むのが好きで、高校の通学時の電車の中や、通勤時の電車の中ではいつも本を読んでいました。単行本は大きくて重いからあまり好きではなく、小さくて軽い文庫本を好んで読んていました。部屋を片付けていた時、大量の文庫本の山を前にし、「バンクーバーに住んでると日本語に飢えて、Public Libraryの日本語セクションの本を読み尽くしたり、ブックオフに行ってしまうのだから、日本語に飢えることの無いよう、これらの本をバンクーバーに持ち帰ろう」と思い付き、船便で発送することにしました。

(全部は発送できない量だったので、バンクーバーへ送る本と、日本で古本屋に売る本により分け、なんとか量を1/3まで減らしました。厳選されたお気に入りの本をカナダに発送しました)

そして、音楽CD。これも一部売ろうと思ったのですが、どうしても、どうしても、それぞれに思い入れがあって一枚も売ることができず、結局、全部箱に詰めました。その反面、服やバッグ、アクセサリーは、(デザイン落ちしているものもあり)全て遠慮なく捨てました。

身に着けるものにはこれほど執着せず、本と音楽CDはどうしても手放すことができないという、自分にビックリ。(身に付けるものの方がお金をかけていたはずなのに)

この作業をしている時、自分が本当に何を大切にしているのかを、思い知らされた気分になりました。

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