カジノに行ってきました

昨夜は、彼氏と彼氏の友達カップルと一緒に、ダウンタウンのPlaza of NationsにあるEdgewater Casinoに行ってきました。

私はどうもギャンブルが好きになれません。確率統計上、勝つことに期待したらその時点で“負け”だからです。今回は最初から遊ぶ気全くなく、「カジノに来ている人たちを見学する」つもりで行ってきました。

スカイトレインのStudium駅から5分くらい歩き、夜8時半にカジノに到着しました。その時点で、ほとんどのテーブルが客で埋まっていました。平日から皆すごい勢いで遊んでます。まず最初にカジノ内を一周し、どこに何があるかを把握してから、スロット、ルーレット、カード、ダイスの順で見て回りました。

客層は、「地元の年配の労働者(40代以上、あまりいい服を着ていない)」と「海外から来た(親がリッチな)若い留学生(20代前半、オシャレな(ケバい)服を着ている)」の2パターンが多かったです。彼氏に「カジノはリッチな人の遊び場じゃないの?!」と聞いたら、リッチな人は一般客のいない特別な“VIPルーム”で、1枚100ドル、1,000ドルの特別なコインで遊んでいるんだそうです(ホントかな?)。

カードはテーブルごとにルールが違っていて、ひとつひとつのテーブルのルールをいちいち把握するのが面倒くさかったので、ルールの分かりやすいルーレットをじっくり見学することにしました。私たちが見ていたルーレットテーブルでは、一人の40歳くらいの男性が毎回自分の持っているコインを全て賭け、(ほぼ全てのナンバーに賭けるため)毎回多少勝つものの、たまに完全に外してはディーラーに現金を渡してコインを買い、買ったコインを次のトスでまた全て賭けていました。彼の身なりは上着もズボンもヨレヨレで、どう見ても生活するお金に余裕がなさそうです。「おじさん、大丈夫かな」とこっちが心配になってしまいました。

彼氏の友達カップルがリッチモンドから来ていたため、「バスが無くなるから」と10時半くらいで帰りました。私と相方はそのまま残ってルーレットを見ていたのですが、そのうち彼氏が「ちょっとやってみたい」と言い出しました。

「大金つぎ込むんじゃなければいいんじゃない?遊んでみたら?」
「でも、財布の中に5ドルしかない」
「だから?」
「最低10ドルないと遊べないんだよね。5ドル貸して」
「貸すわけないじゃん(即答)」
「家に帰ったらすぐ返すから」
「ギャンブルにお金を貸すのがヤなの」
「ギャンブルと思うからいけない。投資と思えばいい。増えれば万々歳( ゜∀゜)!」
「ロッテリーでさえ、あんたに任せてお金が増えたことは一度もない」
「うっ・・・」
「第一、最初から遊ぶ気だったんなら、家を出る前に財布にいくら入っているか確認しなさいよ」
「もうちょっと多く入ってると思ったんだもん」
「たった5ドルでも、ダメなものはダメだから。貸さないよ」

そうこうしている間に、夜中の12時近くなったため、私たちも帰ることにしました。カジノの出口へ向かおうとしたら、前学期の途中で学校に来なくなった元クラスメートが一人でスロットをやっているのを見つけました。声を掛けられる雰囲気じゃなかったので、彼に気付かれないよう、こっそりカジノを出ました。

出口で「When Gambling Stops Being A Game」というパンフレットをピックアップしました。ギャンブル依存を警告するパンフレットのようです。ギャンブルにハマると人生がどう変わるか(借金が増える、キャリアを失う、家族を失う、アルコールなど他のものにも依存しやすくなる)と、「あなたは大丈夫?」のセルフチェック表、ギャンブル依存ヘルプラインの電話番号が載っていました。

カナダのカジノは、日本のギャンブル(競馬、競輪、競艇など)と比べ物にならないほど一度に儲けられる金額と失う金額が大きいです。パンフレットに載っている「Play Smart, Gamble Responsibly(賢く遊んで、責任ある賭け事を)」の言葉通り、気を付けないと簡単に破産してしまうおそれがあるので「怖いな」と思いました。

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