歯が抜けた!



長い間、グラグラしていた長女の歯がやっと抜けました。6歳10ヶ月にして、歯の生え替わりが始まりました。

「抜けた」というと語弊があります。正しくは「抜いた」です。一週間ぐらい前、乳歯がまだ抜けていないのに、乳歯の内側に永久歯が出てきてしまいました。乳歯は、日に日にぐらつきが大きくなるものの、一向に抜けません。そこでうちのパートナーが、グラグラする乳歯にデンタルフロスを巻き付けて、一気に引っ張って抜いてしましました。

長女は、「抜いてすぐ10秒ぐらいは痛かったけど、もう大丈夫」と、案外平気そうです。

カナダでは、「歯の妖精」という迷信があります。抜けた乳歯を枕の下に入れて寝ると、夜のうちに歯の妖精がやってきて、乳歯をコインに交換してくれるのです。

長女はそれを学校で教わり、買ったばかりの貯金箱にお金を入れたいがために、パートナーに「コインが欲しいから、歯を抜いて!」とお願いしてました。

コインは、25cでも$1でもどれでもいいのですが、長女のクラスメートは$1が多いようだったので、うちでも$1を使うことにしました。長女の乳歯がグラつき始めた今月初めに銀行で$1コインを1本(25枚入り)買い、パートナーと綿密な打ち合わせをして、今か今かと待っていたのですが、まさか自然に抜けるのを待てずに歯を引っこ抜くことになろうとは。

遅かれ早かれ抜けるものなので、まあ、いいかな。

娘がベッドに入った1時間半後、ノンレム睡眠で絶対目が覚めないタイミングを見計らい、うちのパートナーが枕の下の乳歯とコインを交換する予定です。娘よ、あなたが信じている歯の妖精って、実は爸爸なんだよ。将来、いつか気付く日が来るかな?

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