2010 Vancouver Olympics 開会式

今日は、会社帰りの友達と私と彼氏の三人で、Robson Squareで行われたオリンピック・オープニング・イベントに行ってきました。

開会式が始まったのは午後6時だったのですが、Tim Hortonsで夕食代わりのTimbitsを買っていたら、Robson Squareに30分遅れの午後6時半に到着してしまいました。

しかし、通行止めされている部分に入っても、小雨が降っているからなのか、あまり人がいません。「開会式はもう始まっているはずなのだけど、ここで何が行われているのかな?」と思いつつ、何やら騒々しいVancouver Art GalleryとSearsの交差点あたりに行ってみたら、そこにはたくさん人がいて、皆、同じ方向を見上げています。私もつられて同じ方向を見上げてみたら、Searsの外壁に巨大プロジェクターで開会式の様子が生中継されていました。

プロジェクターの映像が見やすい場所、Vancouver Art Galleryの階段に移動し、小雨の中、傘をさし、Timbitsを食べながら開会式を見ていたら、各国の選手入場が始まりました。アナウンスで国名が呼ばれ、その国の選手が入場すると、いろいろなところから歓声が湧き上がり(きっと、同じ国から来た移民・観光客なのかな)、雨をものともせず、ずいぶん盛り上がっていました。

ちょっと目を離し、Timbitsをもしゃもしゃ食べていたら、「ジャポーン、ジャパン!」というアナウンスが聞こえてきました。とっさに見上げると、日本チームの入場が始まったところでした。日本国旗を見るのは久しぶりで、心がキュッとしてしまいました。(もう3年帰国してないからかな)

その後、次々と選手入場が続いたのですが、段々雨足が強くなったのと、彼氏がコンピューターショップで一日中立ち仕事をして疲れていたこともあり、家に帰ることにしました。

家に到着してから、今度はポポと一緒に、(うちはケーブルTVの契約をしていないので)インターネットで開会式の続きを観ました。

そこで発覚したことは、彼氏はこれまでの人生の中で一度もオリンピックの開会式を観たことがなかったということ。選手入場で終わりだと思ってたらしく、「違う、違う。オリンピックの開会式は、開催地の国や街の宣伝も兼ねているから、派手ですごいんだよ。バンクーバーに住んでいるのだったら、バンクーバーオリンピックの開会式は観ておかないと!」言ったら、「ふーん、そうなのんだ。台湾ではオリンピックがニュースになることなんてないから知らなかったよ」と言いました。

今回のオリンピックでも、台湾は「Chinese Taipei(中国の台北)」というチーム名で入場し、選手はたったの一人でした(国際事情で「Taiwan」という名前が使えないのです)。「でも、一人でも選手がいるだけすごいよね。シンガポールは今回、参加していないし」と彼氏を励ましつつ、ちょっと複雑な気持ちになってしまいました。

開会式が終わる予定の午後9時近く、やっとクライマックスの聖火点灯となりました。4人のトーチランナーがトーチを持って入場し、ステージの中央に円状に並びました。カメラは4人それぞれの顔を写したのですが、それが一巡し、二巡し、三巡し、トーチランナーの一人、スティーブ・ナッシュの顔が微笑んでいるというよりはなんだか苦笑いしているように見えた頃、「トラブルが起こったようです。トーチ台が地面から出てきません」というTV局のアナウンスが入りました。時間はかかったものの、なんとか3本のトーチ台が上がり、これから点火・・・というところで9時になり、放送終了、画面が切れてしまいました。

9時で放送終了というスケジュールだったのだろうけど、フレキシブルに放送を延長してくれればいいのに(こういうところがカナダらしい)。でも、この10分後には、点火のシーンを他のチャンネルの録画で観ることができました。

さて、今日から2週間、バンクーバーは賑やかになります。あいにく彼氏のスケジュールが仕事で詰まっているのですが、その分、他の友達に会いまくって、オリンピックイベントを楽しみたいと思います。



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