今日はバンクーバーオリンピックの最終日、そして、アイスホッケー男子決勝戦「カナダ対アメリカ」の日でした。 夕方に彼氏とメトロタウンで待ち合わせをしていたため、昼間のうちに家事(掃除&ゴミ出し&夕食準備)を済ませておこうと忙しくしていたら、昼の3時過ぎに外から「うおおおぉぉぉぉぉぉ~」と雄たけびが聞こえてきました(掃除機をかけていたのにもかかわらず、しっかり聞こえました)。ベランダの窓を開けてみると、その雄たけびは一人ではなく、いろいろな窓から聞こえてきました。 「あ、カナダが勝ったのかな?」と思ってTVを点けてみたら、なんと、第3ピリオド、試合終了30秒前にアメリカが同点ゴールを入れたところでした。カナダ2-1で逃げ切り勝ちだと誰もが思っていたのに、です。でも、家を出る時間が迫っていて、TVを見ている時間がなかったので、すぐTVを消して掃除を続け、出掛けるための身支度をしていたら、またもや外から「うおおおおお~、うわああああああ~」と雄たけびが聞こえてきました。 時間が無かったので、TVを点けずにそのまま家を飛び出したら、アパートを出てすぐのところでご近所さんが「カナダ、勝ったね!金メダルだ!」と話していました。そこで、カナダが勝ったことを知りました。 そして、スカイトレインのグランビル駅へ行こうとロブソン歩いていたら、なんだかだんだん人が集まってきます。歩行者天国になっていないところで、若い男の子がインラインスケートでホッケーしていて、車が通れなくなっていたり、街行く車もやたらクラクションを鳴らしています。ロブソンスクエアでは、人がいっぱいでまともに歩けなくなっており、それをなんとか切り抜けてグランビルに出たら、バス停の上に人がたくさん乗って大騒ぎしていました。 へとへとになりつつ、なんとか駅に着き、スカイトレインに乗って、無事メトロタウンに行くことができました。待ち合わせ場所で彼氏と会った時の第一声は、「カナダ、金メダル!」。普段、スポーツに全く興味がない私たちですが、さすがに今回の金メダルは嬉しかったです。メダル総数ではアメリカ・ドイツの方が上回っているけど、金メダル数ではナンバーワン!カナダ、頑張りました。 それから彼氏と一緒にダウンタウンに移動しました。LiveCity Yaletownに行こうとイエールタウン駅を降りたら、誰かが彼氏を呼ぶ声がします。振り返ってみたら、彼氏の友達がオリンピックのボランティアの格好をして立っていました。彼は今日、急遽ボランティアのボスに呼ばれて午前1時まで駅周辺の整備のためにここに来ているということでした。 「このボランティアのタグを持っていればスカイトレインもバスも公共交通機関全てタダで乗れるし、このジャンパーとズボンは無料支給なんだよ。いいでしょ」と自慢されました。うーん、午前1時までボランティアしなきゃいけないのはちょっと大変だけど、そのジャンパーとズボンはちょっと欲しいかも。「パラリンピックのボランティアは、まだ募集してるらしいよ。同じジャンパーがもらえるから、応募してみなよ!」と薦められました。 そして友達が「もうそろそろ、僕、持ち場に戻らなきゃ」と言ってその場を離れようとしたので、「ちょっと待って!今日、閉会式の後に花火があるって聞いたのだけど、BC Place(閉会式の会場)かLiveCityか、どっちに行ったらいい?」と彼に聞いてみたら、「BC Placeの花火はすぐ終わるけど、LiveCityは長いって聞いてるよ。LiveCityに行きなよ」と答えてくれました。寸前までどちらに行こうか迷っていたのですが、彼の鶴の一言でLiveCityに行くことにしました。 LiveCityでは、ステージ横の大画面で閉会式を見て、その後、花火を見ました。毎年夏のCelebration of Lightとは違って、すぐ近くの場所から高さ低めに打ち上げられていたみたいで、すごく火薬の匂いがしました。ばーん、ばーんと打ち上げられていく花火を見ながら、「この2週間、ずっとお祭り騒ぎが続いたけど、明日から普通の毎日に戻るんだなぁ」と思いました。 花火の後は、一旦家に帰って夕食を食べ、11時に最後のIgnite the Dreamを見にロブソンスクエアに行きました。 Ignite the Dreamは、オリンピックが始まってすぐの頃、たまたまその時間に通りかかって、ロブソンスクエアが火を噴くイベントがあることを偶然知りました。それから彼氏と二人で来たり、友達を連れて来たり、何度も見にきました。だけど今夜が最後と思うと、とても寂しい気がしました。 今回のオリンピックは、(スポーツにあまり興味がないから)ほとんど観戦せず、ただただイベントを遊び歩いただけですが、それでもいろいろな友達に久しぶりに会うことができたり、なにより、移民の件やもろもろで私自身が最近塞ぎ込みがちだったので、暗い気分を吹き飛ばすいいきっかけになりました。 希望の光は見えなくとも、明るくいかなきゃ。 明日から3月。春はすぐそこ。誕生日もすぐそこ。 気持ちを切り替えて、頑張っていきます。
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Meet the Olympic Mascots on Ice Show
Meet the Olympic Mascots on Ice Show
By may
今日は、ロブソンスクエアのアイススケートリンクで、オリンピック期間中、毎日3回行われている「Meet the Olympic Mascots on Ice Show」を観てきました。 開演前、出演者がウォーミングアップのためにリンクを少し滑るのですが、私の隣にいた年配の男性が、ウォーミングアップ中の出演者に「Hey!」と声を掛け、出演者の中で一番可愛い(お姫様役の)女の子が男性に近寄り、ハグ&キスをしました。「あら?近所の人とか知り合いなのかな?」と思い、彼女がウォーミングアップに戻った後、その男性に「You know her?(彼女のこと知ってるの?)」と聞いてみたら、「Yep. I'm her granpa!(私は彼女のおじいちゃんだよ)」と答えました。「うわっ、本当?!すごい!」と興奮していたら、男性は続けて、「ちなみに私の娘は、1994年のリレハンメルオリンピックの銅メダリストなんだよ」と言いました。 (家に帰ってからネットで調べてみたら、どうやら彼の娘さんというのは、イザベル・ブラスール選手のようです。Googleで画像検索してみたら、その年配の男性とイザベルさんの顔が瓜二つでした) そうして話をしているうちに、ショーが始まりました。オリンピックのマスコットたちが出てくると、周りの子供たちは大喜び!「クワッチィィィィー」「スミィィィィー」「ミガァァァァー」と、断末魔のような叫び声を上げ、右から左からぐいぐい押してきます。なので、隣の「銅メダリストの父」と私の前に子供たちを入れ、彼らの頭の隙間からビデオを撮ることにしました(なので、たまに子供の頭が映っています)。 ショーの間は、子供も大人も大喜び。子供たちはマスコットが近づくたびにマスコットの名前を力いっぱい呼び、なんとかマスコットに近くに来てもらおうと頑張っていました。私の近くにいた男の子を肩車していたお父さんは、ショーの音楽といっしょに歌を歌ってました(その歌声がビデオにしっかり録音されています)。 オリンピックもとうとう明日で終わります。このショーも明日が最後。寂しくなります。
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Robson Square Zip Line
Robson Square Zip Line
By may
今日は、Zip LineでRobson Square上空を飛びました。 これは、オリンピックイベントの一環として、ZiptrekがRobson Squareの上空にロープを張り、それをスライダーで降りることができるというものです。「いつも歩いてるRobson St.の上を飛べるなんて。この機会を逃すわけにはいかない」と気合を入れて朝の9時半に列に並んだら、自分の順番が来たのは、なんと午後6時半。待ち時間9時間もかかりました。 でも、待っている間は前後の人とおしゃべりしたり、フリーペーパーや近くのお店の割引クーポンやオリンピックの記念ピンバッチを配る人が来たり、後ろの人に頼んで列をキープしてもらって1時間くらい抜けたりできたので、それほど退屈ではなかったです。 ただ、とても寒かったです。 昼間、太陽の下にいるときは暑いくらいでしたが、日が落ちたら急に冷えました。後ろの人と「体を温めよう」と足踏みをしていたら、前方にいたカナディアンの女性が、「はいー、みんなー。足踏みしてー。ワン・ツー、ワン・ツー!次はジャンプしながらー。ワン・ツー、ワン・ツー!」と号令をかけ、近くの女子高生の集団がみなそれに従って”その場で駆け足”をし、声を揃えて歌を歌い始めました。 「ワン・ツー、ワン・ツー、さあ、歌うよ!」 「イエー」 「私たちの順番はもうすぐ!さ、気合入れるよ!」 「イエー」 その妙なテンションにみんな笑い、場がとても暖まりました。 その後すぐに私の順番が来ました。まずは免責書類(事故が起こっても訴えません)にサインをし、器具を装着して、階段を上がってジャンプとなりました。 でも、待ちに待った自分の番なのに、ジャンプ台から出ている(4段のみの)階段を自分の足で降りるのがすごく怖くて足がすくみました。自分の体が、頼り無さ気に緩くたるんだロープに繋がれているだけなので、ジェットコースター大好き、高いところ大好きな私でも、さすがにブルッとしました。 でもその後、ジャンプしたらあっという間。道行く人たちの声援を受け、キレイな街のネオンの中を、ひゅうっと飛びました。それはもう、すごく、すごく気持ちがよかったです。 このRobson SquareのZip Lineは、オリンピック最終日の2月28日(今週の日曜日)までです。また機会があったら、ぜひ飛びたいです。
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NEWマシーン
NEWマシーン
By may
最近、日本から持ってきた私のノートパソコンが充電できなくなってきていて、何度も使っている途中、突然、電源が落ちたりしていました。 そのノートパソコンを買ったのは、5年半も前のことです。「さすがにもう寿命かな」と思いつつ、まだ完全に壊れたわけではないし、なんてたって愛着があるのでそのまま使っていました。 そしたら、それを憂慮していた彼氏が、バイト先のコンピュータショップから、お客さんが「いらない」と置いていったコンピュータケースを持って帰ってきました。「これで今夜、君のマシンを作るから」と言い、クローゼットの「CP秘密箱」をゴソゴソ漁ってコンピュータパーツをいくつか出し、それを組み立てて新しいコンピュータを作ってしまいました。 彼氏は、外出の際は常にドライバーを持ち歩き、アパートのゴミ置き場や道端などにコンピュータが捨ててあるのを見つけると、その場で空けて使えそうな部品を抜き出し、それを「マイコレクション」と言って、クローゼットの「CP秘密箱」に貯めこんでいました。まさかそのゴミパーツで、私の新しいコンピュータが出来上がるなんて。 それも、かなり高性能なのです。マザーボードは(彼氏曰く)とっておきのを使ったらしく、Adobeもムービーエディターもサクサク動きます。そして容量は600GB。一気に、前のマシン(60GB)の10倍になりました。 今日ほど彼氏がオタクであって嬉しく思った日はないです。 オタク万歳。
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郵便ポストが
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検疫準備その2(狂犬病注射2回目と採血)
検疫準備その2(狂犬病注射2回目と採血)
By may
今日は、ポポの検疫準備のためにGranville Island Veterinary Hospitalに行ってきました。 今回は、 ・前回埋め込んだマイクロチップがスキャナに反応するか確認 ・2回目の狂犬病注射 ・(血液中の狂犬病抗体値検査のため)採血&それを指定検査施設(カンザス州立大学狂犬病研究所)に送るための手続き をしました。 獣医さんはこれまでのDr.Janetではなく、今回はDr.Taraでした。まずは、これまでの経過と状況を説明して、現時点ではポポを日本に連れて行くと話し、日本向けの検疫準備をすることとなりました。そして、体重測定と問診を行いました。 ポポの体重は、なんと前回の7.95kgからさらに増えて8.1kgになっていました。そこでDr.Taraに、「猫は5歳を過ぎた頃から病気になりやすくなり、体重の重い猫は特に肝臓に問題を抱えたり、糖尿病になりやすくなるから、ダイエットした方がいいわね。いつも、何食べさせてる?」と聞かれました。「ドライキャットフードです」と答えたら、「じゃあ、今日からキャットフードを25%カットしてあげて」と言われました。 25%カット!猫にとってダイエットはとても辛いことですが、ポポに少しでも長く健やかに生きてもらうには、心を鬼にしてご飯を少なくするしかありません。今夜からダイエットを開始します。 問診が終わったら、前回と同じようにポポをドクターに任せ、私と彼氏は診察室を離れて、待合室でポポを待ちました。受付のカウンターに居る“店番猫”Felixを撫でていたら、10分ほどでアシスタントさんがポポを連れて診察室から出てきました。 そこで支払いの手続きをしたのですが、領収書を見ると「狂犬病注射」の記載がありません。そこでDr.Taraを呼んで確認してみたら、今日は狂犬病注射をしなかったとのこと。 Dr.Tara 「今日狂犬病注射をしても、採血した血液に何の変化ももたらしません。だから、狂犬病注射はやっても意味がないからやりませんでした」 私 「でも、日本政府のWebサイトに1回目の狂犬病注射の1ヵ月後以降に2回目の狂犬病注射をしろと明記してあります。日本の検疫のシステム上、2回目の狂犬病注射が必要です。なので、今日、ポポに2回目の狂犬病注射をしてください」 Dr.Tara 「本当に日本の政府がそう言ってるの?そのインストラクションみたいなの、今、持ってる?」 今回のポポの検疫準備にあたり、私は日本の検疫所のサイトから輸入手続の手引き書を日本語版と英語版の2種類をプリントアウトして、日本語版は自分で理解するために読み、英語版を使って彼氏に手順を説明していたのですが、それをたまたまその場に持ってきていました。それをDr.Taraに見せ、 「Time of blood sampling: After completion of microchip insertion and 2 or more rabies immunizations...」 の部分を読んでもらいました。Dr.Taraは「ホントに、このタイミングでの2回目の狂犬病注射なんて意味がない(doesn't make sense)のだけど、日本の政府がそう言っているのなら仕方ないわね」と、渋々納得してもらって、2回目の狂犬病注射を打ってもらいました。 (輸入手続の手引き書のプリントアウトを持ち歩いててよかった。これがなかったら注射してもらえないところでした) 今回の支払い金額は、 Rabies FAVN $134.23 Sample Collection Fee $25.24 Follow Up Examination $36.60 Weight Loss Recommendation $0 合計(税込) $205.87
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Granvilleは大騒ぎ
Granvilleは大騒ぎ
By may
昨日、LiveCityの帰り、街中とても人が多くて、歩道を通っていてはなかなか前に進めなかったので、オリンピック期間中は歩行者天国になっているGranville St.を通って、家に帰ることにしました。 ところが、そのGranville St.は、いつものVancouverでは想像できないほど人が集まっていて、大騒ぎしています。 耳を澄ますと、誰もが「カナダ!カナダ!」と叫んでいます。Granville St.は、浮かれたカナディアンと、雰囲気につられて「カナダ!」と叫ぶ外国人観光客に占領されていました。 ちょっと怖かったです。
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LiveCity Vancouver
LiveCity Vancouver
By may
昨日と今日、2日間連続で、David Lam Parkで行われているLiveCity Vancouverに行きました。 前日、友達とここに午後6時に来た時は入場の列も短く、10分くらいで中に入れたのですが、今日は午後7時に会場に着いたら、列の最後尾がなんと入り口の反対側(歩いて15分)のところにありました。「この列の長さ、ディズニーランド並み!」と思いつつ並んだら、長さの割りには思ったより早く、45分で入場することができました。 入場してすぐ、コカ・コーラのパビリオンに入って、フリーのコーラをもらいました。それを飲みながら今回のオリンピックのトーチを持って記念撮影をしました。そのパビリオンを出てから、ステージで行われていたライブを観て、次にACERのパビリオン、最後にパナソニックのパビリオンに入りました。 パナソニックのパビリオンでは、オリンピックを紹介する3Dムービーを見ました。前回の北京オリンピックや、今回のバンクーバーオリンピックの開会式を3Dムービーで観ることができました。ついこの間、家のTVで2Dで観た映像が、ここで3Dになっていて、すごいなぁと思いました。 帰り道、彼氏と「将来、私たちの子供が大きくなる頃には、きっと3DTVや3Dゲームが当たり前になっているんだろうね。その時、“お父さんとお母さんは、バンクーバーオリンピックのイベント会場で初めて3Dムービーを見てビックリしたんだよ”と言うと、子供たちに“どんな化石時代だよ!”って言われるんだろうね」という話をしながら、家路に着きました。
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That was not the right way to appeal their own opinion to others
That was not the right way to appeal their own opinion to others
By may
There was Anti-Olympics Demonstration last Saturday. People who believe that the Olympics brings financial burden on Vancouver City and destroys the natural environment yelled their opinions loudly and marched near my house. I had already heard about their opinions because there were sometimes articles about them in newspapers. I agree with some points of their beliefs (especially the
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義理チョコ
義理チョコ
By may
彼氏が仕事から家に帰ってきてすぐ、満天の笑顔で「今日、バレンタインデーじゃん?同僚の女の子に、手作りの“Friendship Chocolate”をもらったよ!」と言ってきました。 「バレンタインデーに手作りチョコ?!」と思い、ちょっとムッとして「そのチョコ見せて」と言ったら、彼氏がカバンの中から出したものは・・・ 小さな小さな紙袋の中に、 小さな小さなハートのチョコレートが、 たった2つ。 「あー、これは、義理以外何ものでもないチョコだ」と、ちょっと安心しました。 聞いてみたところ、広東人(香港出身)の女の子からもらったとのことでした。 バレンタインデーにチョコレート、それも“義理”だなんて、なんだか日本みたいな感覚だなぁ、と思いました。 (カナダのバレンタインデーは、恋人たちがロマンティックな夜を過ごし、花束やプレゼントを交換する日なのです。プレゼントはチョコと決まってないし、義理などありえないのです)
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Dancing in the Streets Flashmob
Dancing in the Streets Flashmob
By may
今日、ロブソンで、「Dancing in the Streets」で「Dancing in the Streets」するというFlashmobが行われたようです。 楽しそう! その場にいたら、絶対参加してたのに! (フリは分からないけどノリで!)
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「を歓迎する」
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2010 Vancouver Olympics 開会式
2010 Vancouver Olympics 開会式
By may
今日は、会社帰りの友達と私と彼氏の三人で、Robson Squareで行われたオリンピック・オープニング・イベントに行ってきました。 開会式が始まったのは午後6時だったのですが、Tim Hortonsで夕食代わりのTimbitsを買っていたら、Robson Squareに30分遅れの午後6時半に到着してしまいました。 しかし、通行止めされている部分に入っても、小雨が降っているからなのか、あまり人がいません。「開会式はもう始まっているはずなのだけど、ここで何が行われているのかな?」と思いつつ、何やら騒々しいVancouver Art GalleryとSearsの交差点あたりに行ってみたら、そこにはたくさん人がいて、皆、同じ方向を見上げています。私もつられて同じ方向を見上げてみたら、Searsの外壁に巨大プロジェクターで開会式の様子が生中継されていました。 プロジェクターの映像が見やすい場所、Vancouver Art Galleryの階段に移動し、小雨の中、傘をさし、Timbitsを食べながら開会式を見ていたら、各国の選手入場が始まりました。アナウンスで国名が呼ばれ、その国の選手が入場すると、いろいろなところから歓声が湧き上がり(きっと、同じ国から来た移民・観光客なのかな)、雨をものともせず、ずいぶん盛り上がっていました。 ちょっと目を離し、Timbitsをもしゃもしゃ食べていたら、「ジャポーン、ジャパン!」というアナウンスが聞こえてきました。とっさに見上げると、日本チームの入場が始まったところでした。日本国旗を見るのは久しぶりで、心がキュッとしてしまいました。(もう3年帰国してないからかな) その後、次々と選手入場が続いたのですが、段々雨足が強くなったのと、彼氏がコンピューターショップで一日中立ち仕事をして疲れていたこともあり、家に帰ることにしました。 家に到着してから、今度はポポと一緒に、(うちはケーブルTVの契約をしていないので)インターネットで開会式の続きを観ました。 そこで発覚したことは、彼氏はこれまでの人生の中で一度もオリンピックの開会式を観たことがなかったということ。選手入場で終わりだと思ってたらしく、「違う、違う。オリンピックの開会式は、開催地の国や街の宣伝も兼ねているから、派手ですごいんだよ。バンクーバーに住んでいるのだったら、バンクーバーオリンピックの開会式は観ておかないと!」言ったら、「ふーん、そうなのんだ。台湾ではオリンピックがニュースになることなんてないから知らなかったよ」と言いました。 今回のオリンピックでも、台湾は「Chinese Taipei(中国の台北)」というチーム名で入場し、選手はたったの一人でした(国際事情で「Taiwan」という名前が使えないのです)。「でも、一人でも選手がいるだけすごいよね。シンガポールは今回、参加していないし」と彼氏を励ましつつ、ちょっと複雑な気持ちになってしまいました。 開会式が終わる予定の午後9時近く、やっとクライマックスの聖火点灯となりました。4人のトーチランナーがトーチを持って入場し、ステージの中央に円状に並びました。カメラは4人それぞれの顔を写したのですが、それが一巡し、二巡し、三巡し、トーチランナーの一人、スティーブ・ナッシュの顔が微笑んでいるというよりはなんだか苦笑いしているように見えた頃、「トラブルが起こったようです。トーチ台が地面から出てきません」というTV局のアナウンスが入りました。時間はかかったものの、なんとか3本のトーチ台が上がり、これから点火・・・というところで9時になり、放送終了、画面が切れてしまいました。 9時で放送終了というスケジュールだったのだろうけど、フレキシブルに放送を延長してくれればいいのに(こういうところがカナダらしい)。でも、この10分後には、点火のシーンを他のチャンネルの録画で観ることができました。 さて、今日から2週間、バンクーバーは賑やかになります。あいにく彼氏のスケジュールが仕事で詰まっているのですが、その分、他の友達に会いまくって、オリンピックイベントを楽しみたいと思います。
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バンクーバーオリンピックまであと3日
バンクーバーオリンピックまであと3日
By may
バンクーバーオリンピックの開会式まで、あと3日となりました。 先月末から、ダウンタウン中で首に“オリンピックID”を下げている人(関係者)や、お揃いのブラザーを着た集団(選手達)、大きなカメラを手に歩いている人(報道関係者)などを見かけるようになりました。 今月に入ると、それはもう日に日に観光客が増えてきていて、うちの近所のスーパーにまでもホテル住まいの人が食料を買いに来ています。観光客は、スーパーのレジでクレジットカードを使う(地元民はデビットカードを使う)のですが、たまに現金で支払いしようとする人たちがカナダのお金に慣れていなくて、キャッシャーに財布の中を見せ、助けられながら支払いを済ませている人がいたりと、段々日常とは少し違う光景を目にするようになりました。 街中も、先月まで無かった観光案内板が突如現れたり、ストリートの物売りが急に増えたり、ホットドックスタンドが増えたりと、にわかオリンピック観光景気に沸いています。 ただ、オリンピック関連の交通をスムーズにさせる&セキュリティ強化のため、一般車両の交通規制も始まっています。バスのルートが変更&本数が減らされ、一部の路上パーキングメーターが使えなくなっています。開会式の会場近くのエリアでは、店舗などの商品搬入車両を夜中の12時から朝の6時までと制限されおり、先月ヘアサロンに行ったら、そこのヘアスタイリストさんが、「パーマ液や店頭販売のヘアケア製品の受け取りのために、夜中に店番しなきゃいけなくなるから辛い」とぼやいてました。 自分の住んでいる街でオリンピックが行われるなんてことはそうそうありません。オリンピックのチケットが高過ぎて、結局、地元に居ながらどの競技も見に行かないのですが、それはそれでTVを観て済ますとして、オリンピックの2週間、街中で行われるフリーイベントやコンサートをめいっぱい楽しみたいと思います。
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黄身が二色
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2回目のStatutory Declaration of Common-law Union
2回目のStatutory Declaration of Common-law Union
By may
今日は、去年から移民の件でお世話になっている弁護士さんのオフィスに行って、Statutory Declaration of Common-law Unionを作りました。 彼氏のOpen Work Permitが今年8月に切れるのですが、その次のビザとして、スポンサー付きのWork Permitを申請することになりました。その申請用に、Statutory Declaration of Common-law Unionを新しく作り直す(アップデート)ことになりました。 (ちなみに、この書類は4年前に一度作ってるのですが、「移民局に名前が知られている僕の名前で、もう一度この書類を作り直した方がいい」という弁護士さんの判断で、作り直すことになりました) 書類自体は、4年前のとは若干変更された部分があるものの、ほぼ同じです。なので、事前にCICのWebサイトから、Statutory Declaration of Common-law UnionのPDFファイルをダウンロードし、コンピュータ上で記入部分をタイプし、それを印刷して弁護士さんのところに持って行きました。 弁護士事務所では、二人の関係を証明する書類として、 ・連名のアパートの契約書(昔のアパートと今のアパート) ・銀行のジョイントアカウントの明細書(一番古いものと一番新しいもの) ・Tax Returnの申請書(2006年、2007年、2008年分) ・Care Cardの連名の請求書(一番古いものと一番新しいもの) ・(連名になっている)健康保険の契約書 を持っていきました。 持っていった書類を(有効な書類かどうか)確認してもらい、彼氏と私と弁護士さんがサインして、Statutory Declaration of Common-law Unionの作成は完了しました(ものの5分で終わりました)。 その後、今滞っている移民申請の作戦会議となりました。 移民局の担当オフィサーと直接やり取りをしている弁護士さんの見解では、90%以上の確率でオフィサーは私たちの申請を却下するつもり、なのだそうです。 審査が終わっていない時点で健康診断を受けさせたり、the Right of Permanent Residence Feeを先に払わせたり、2年の歳月をかけて追加書類を何度も何度も請求したりと、オフィサーの審査のやり方が結構悪質なのですが、それをオフィサー自身も分かっているようで、オフィサーは、申請却下後、私たちが彼を訴訟起こすと踏まえ、向こうは向こうでそれに備えて準備をしている素振りがあるらしいです(オフィサーから弁護士さんに送られたメールに示唆されていたらしい)。 だから、今月送る追加書類では、もし永住権が出なかったら今回の申請はWithdrawし、まずはWork Permitを取り、その後すぐにBCPNPかCECクラスで移民申請をし直そうということになりました。 弁護士さんに「こんなオフィサーに当たってしまうなんて、運が悪かったとしか言いようがない。こんな状況でただ待つしかないなんて、Painfulだよね」と言われた時、力無く苦笑いするしかありませんでした。でも、彼氏にスポンサー付きのWork Permitが出たら、私はSpouse用のOpen Work Permitを取ることができるので、今よりは自由に行動できるようになります。そう思えば、ある意味“前進”してるかな、と思います。 帰り際、弁護士さんに、長い間、すごく気になっていたことを聞いてみました。 弁護士さんのFamily Nameは「日本の苗字」なのですが、彼の英語力と身振り素振りがかなり日本人とかなりかけ離れています。しかし、見た目は超日本人です。混じり気ない純日本人です。日系2世で日本語ペラペラの知り合いが何人かいるので、もしかしたら彼も「日本語喋れるかな?」と思い、「日本語喋れますか?」と聞いてみたら、 大きな声で、「Nope!(全然喋れない!)」と答えました。 聞いてみると、なんと弁護士さんは日系4世。彼の両親も、日本語が全く喋れなかったそうです(そりゃ無理だ)。曽祖父の時代にバンクーバーに来たとなると、時代は第二次世界大戦前、もしかしたらそれより前のゴールドラッシュ時代かもしれません。そんな時代に(船で)太平洋を渡り、バンクーバーにやって来たなんて、移民の大先輩だなぁ、と思いました。
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よだれ
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状況一転、解決の方向へ
先週、「契約不履行で訴訟を起こすことになるかもしれない」と言っていた件ですが、状況が一転し、訴訟は起こさずに済みそうな展開となってきました。 事の発端は、去年、とあるアメリカの映画会社のプロジェクトが先方都合でキャンセルになり、そのキャンセル料がこちらからの再三の請求にもかかわらず、未だに支払われていないことです。 そのため、相手の会社があるアメリカ・カリフォルニア州の弁護士を雇って、訴訟を起こそうと準備をしていたら、カリフォルニア州にある“コンサルティング会社”というところから連絡が入りました。その内容は、「問題となっているキャンセル料、また映画会社の担当者の職務怠慢から引き起こされた金銭的な損失を、早急に全て支払う」と、こちらが訴訟で請求している要求そのものでした。 そのコンサルティング会社によると、その映画会社の担当者は、同じようなトラブルを他の会社とも起こしており、それが映画会社の上層部の耳に入ったそうです。会社の上層部がその部署を内部調査した結果、被害を受けた会社は一社だけでなく他にもたくさんあり、それらのトラブル解決するのに社内だけでは対応できないと判断し、外部のコンサルティング会社を雇い、とりわけ今は、契約書関係、支払い関係のトラブルを優先に、解決させる方向に動いているのだそうです。 その雇われたコンサルティング会社は、現在、社内調査で判明した“迷惑を掛けた会社”に次々と連絡を取り、なんとか訴訟にならないよう、問題を解決していっており、そういう経過があって、うちの会社にも連絡が来たのでした。 というわけで、訴訟は取り止めになりました。キャンセル料ももうすぐ支払われるようです。よかったです。 ちなみに、キャンセルになったプロジェクト(PS3のダウンロードゲーム)ですが、キャンセル後、(不正を働いていた)担当者の知り合いのゲーム制作会社がデータを引き継ぎ、リリース用の最終データを作ろうとしているらしいのですが、データを引き継いでから1年経った今現在、まだ最終データが出来上がっていないそうです。うちの会社に任せてくれたら、3ヶ月で仕上げて、とっくの昔にリリースすることができたのに。 結果的に、一連の問題を引き起こした張本人(不正を働いていた担当者)は、自身の会社に多大な損害を与えてしまっているので、すでに人事処分(多分、懲戒解雇)されていると思います。 これで、一件落着なのかな? 仕事上で、ここまで理解できないトラブルは初めてだったので、こちらが望む形で解決しそうでよかったです。
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