ICBC車両保険・新システム


今日は、年に一度のICBCの車両保険の更新を行いました。

ICBCの車両保険は、BC州で車を運転するために必ず入らなければいけない自動車損害賠償責任保険です。保険に入ると(もしくは更新の際に)保険有効期限を示す日付シールがもらえ、それをナンバープレートに貼ることによって、それぞれの車両が保険に入っているか(保険が切れていないか)が分かるようになっています。(BC州では、無保険で車を運転することは違法です。もしナンバープレートの日付シールが過ぎていると、警察に車を止められてしまいます)

今月からICBCの車両保険のシステムが大幅に変わったのですが、更新手続きの際、保険代理店の方から変更事項の説明を受けました。

主な変更点

・新システムから、これまでの”車両基準”ではなく、”ドライバー基準”で掛け金が計算されるようになった。以前は事故を起こすと車両に事故記録が付いたが、新システムからドライバーに事故記録が付くようになった。

・そのため、保険を掛ける車両にドライバーの登録が必要となった。登録するドライバーは、車両の持ち主で主にその車両を使用するドライバー(Primary Driver)と、Primary Driverと同じ住所に住んでいてその車両を運転する可能性があるドライバー(Listed Driver)となる。(会社所有の車両は、その職場の従業員となる)

・掛け金は、Primary Driverが75%分、Listed Driverの中で一番ハイリスクなドライバーを元に25%分を考慮して計算される。

・一緒に住んでない他人が車両を借りて事故を起こした場合は、「Unlisted Driver Protection(登録外運転者保障)」があれば保険が適用となる(このオプションは無料で付けられるのでぜひ!)。一緒に住んでいるのにドライバー登録しないまま事故を起こすると負担金(”financial consequence”)を支払うこととなる。

・自分の車両で今流行りの(Uber EatsSkipTheDishesDoorDashなど)フードデリバリーを行う場合は、保険のRate Classを「Delivery」に変更しなくてはいけない。

・あまり長距離を走らない(年間5000km以下の)車両は、10%割引が適用されるようになった。今年から始まったシステムなので、今年分は自己申告で割引が適用される。その際、その場でオドメーターの写真を撮って登録する必要がある。来年度からはそのオドメーターの写真を元に年間走行距離を計算し、割引適用できるかどうか判断される。

・自動ブレーキアシスト(純正品)が付いた車両は、10%割引が適用されるようになった。

・以前まであったRepaymentシステムが無くなった。Repaymentシステムとは、自分の過失で事故を起こした場合、事故に伴う車両修理代や相手方の医療代などICBCが支払う保険料を過失側が全額負担すれば、翌年からの保険料の値上がりを避けることができるというもの。新システムでは、2000ドル以下の事故ならRepayment可能だが、それ以上の場合はRepayment不可となった。

その他変更点について詳しくはこちら
Making car insurance better for B.C.

新システムでの自分の掛け金はこちらで計算することができます
ICBC - Learn how your ICBC Basic premiums will be calculated

掛け金を計算するのに必要なDriver factorのリポートはこちらで請求することができます
Get your driver factor report

CONVERSATION

0 comments:

Post a Comment

Back
to top