久しぶりのバンクーバー



朝10時、バンクーバー空港に到着しました。
無事、日本から帰ってきました。

20項目ほどあった日本での用事は、ほぼ全て済ますことができました。特に書類関係は特別対応をしてもらわなければいけないものがいくつかあり、「日本は“臨機応変”が苦手だから、もしかしたら無理かな?」と思っていたけど、(最終日までかかりましたが)なんとか処理することができました。よかったです。

やるべきことを済まし、時間的に余裕があったら、ゆっくり一人で国内旅行でもしたいなぁと思っていましたが、書類手続きが予想以上に時間がかかり、震災もあって、結局、旅行することができませんでした。

会いたい人にも、全員会うことができませんでした。

でも、それはまた次回にします。
楽しいことは、彼氏と一緒に帰国した時まで取っておきます。

成田でバンクーバー行きのフライトに搭乗してすぐにスクリーンを「ルート&フライト情報表示」に設定し、飛行中はずっと「バンクーバーまでの残り飛行時間」を見ていました。

「バンクーバーまで、あと8時間」
「あと、4時間」
「あと、2時間」
「あと、30分」

そう思いながら、バンクーバー空港の到着ロビーのベンチで、本を読みながら私を待っている彼氏の姿を想像していました。

日本滞在中、毎日、彼氏とメッセンジャーや電話で会話をしていたし、Webcamもあったからそんなに「久しぶり!」というわけではなかったけど、さすがに再会した時は、ちょっと涙が出ました。

きっと、震災の後、連日テレビで地震・津波・原発の報道が流れていて、「このままバンクーバーに帰れなくなったらどうしよう。彼氏に二度と会えなくなったらどうしよう」と思ったからだと思います。

本当に大切なものは、いつも自分の傍らに置いておかなきゃダメだと思いました。
(ブラックジャックにも、ストラディバリウスを手放したバイオリニストの話がありました)



アパートに着き、家のドアを開けるたら、ポポが「にゃうーん」と駆け寄ってきてくれることを期待していたのですが、実際は、大きなスーツケースに怯え、ベッドルームに隠れてしまいました。(猫に期待したらダメだと思いました)

でも、すぐにスーツケースに慣れ、私にも甘えてきてくれました。忘れられてなくて、よかったです。

それにしても、ウチのポポはこんなに大きかったでしょうか?
日本で会った猫達の二倍、いや、それ以上大きいような。抱っこすると、ズンと感じるほど重いのです。

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