Kindergarten Transition Meeting


今日は、娘のKindergartenでTransition Meetingを行いました。

Transition Meetingは、キンダーが始まる前に、入学する子供について子供の保護者と学校が情報を共有するためのミーティングです。全ての生徒に対してを行う学校もあれば、特別なサポートが必要な生徒にだけ行う学校もあります。娘の学校は特別なサポートが必要な生徒だけに行われるんのですが、娘はBC Centre for Abilityを通してVancouver School BoardにK-Transition(Kindergartenのクラス内で受けられる特別なサポートを要請する申請書)を提出していたため、学校側がミーティングが必要と判断し、今日、そのミーティングが行われました。


ミーティングに参加したのは、

  • 子供の保護者(私)
  • 現在、子供の世話をしている機関の先生(ISSofBC LINC生徒向けデイケアの先生)
  • 学校のResource Teacher(※注)

の3人です。

まずはお互い自己紹介をし、次に学校のResource Teacherから現在の娘のサポートを聞かれたので、ついこの間、BC Centre for Abilityのサポートプログラムが終了し、引き続きAlan Cashmore Centreのカウンセリングが始まっていると説明しました。

その次に、娘の問題について3人で話し合いました。

私が把握していることは全て、あらかじめ学校に提出していたBC Centre for Abilityのレポートに記載されているため、それに目を通していることを前提とし、私からはレポートの中から特に気になっていることを話し、それからレポートを作成した後の娘の変化(レポート作成後のアップデート)について話をしました。

次に、娘のデイケアの先生が娘の問題について話をしました。これまで先生は、娘について何か気付いたことはすぐ私に報告してくれてきたのですが、今日、先生が語った内容は、これまでの報告にはなかった、私が知らない娘のデイケアでの姿で、母親としてかなりショックを受けました。

  • 娘は、友達におもちゃを盗られたり、押されたり叩かれたりしても、「やめて」と言うことができない
  • デイケアが始まる数時間前、時には数日前に起こった“不愉快な出来事”をなかなか忘れることができない。それが原因で機嫌が悪い時は、人と喋ること、おやつを食べることを拒否し、なおかつ、周りにいる人を全員無視する

これらのことと、BC Centre for Abilityのレポートに書かれている娘の性格的(性質的)な問題を確認した後、学校のResource Teacherから、キンダーが始まったら、学校はどのようにして娘をサポートしていくか話をしてくれました。

  • 娘には、補助の教師をつける
  • 学校はAlan Cashmore Centreの担当カウンセラーと協力し、娘の成長について話し合っていく
  • キンダーが始まってから最初の3週間は“Transition Period(移行期間)”とする。もし、クラス内で娘の様子が不安定になったら、学校はすぐに私の携帯に電話し、学校に来るよう要請する。そのため、最初の3週間、クラス時間内は何も予定を入れないで、自宅で待機すること。必要であれば、デイケアの先生を呼ぶこともできる(デイケアの先生はこのことについて快諾しました)

また、Resource Teacherから以下のようなアドバイスも頂きました。

  • 娘の毎日のスケジュールが忙し過ぎるため、学校がない時はなるべく自由時間を作るようにする
  • もっと自立させるようにする(Let her be independent.)。着替えやトイレは一人でやらせる。一日のスケジュールを娘自身に決めさせる
  • 夏休み中は、何も予定がない日をなるべくたくさん作るようにする
  • 9月、新年度が始まってからは、キンダー以外の学校に通わせないこと。先週末に申し込んだばかりの中国語クラスとJECの一年前期クラスはキャンセルする
  • この一年、私が娘に「忙しすぎるようだったら、学校一つ辞めてもいいよ」と聞いても頑として学校を続けたがったのは、娘は一度始めたことを途中で投げ出すのが嫌だと思っているから。また、母親(私)が学校を続けてほしいと思っていることを知っており、その期待を裏切りたくなく、無理をしている
  • 娘に、前もって「9月になったらキンダーに行くよ」と伝えないようにする。娘は9月から始まるキンダーに不安を感じているため、前もってキンダーについて話をすると、新しい環境への不安な気持ちが長く続いてしまう
  • 特別なサポートが必要な生徒は、①生徒自身、②生徒の保護者、③学校の教師と外部のカウンセラーが一丸となって問題に取り組まないと何も進展をみることができない。なので、生徒と生徒の保護者は、学校の教師や外部のカウンセラーのアドバイスに従うようにする

これらのアドバイスについて、納得いかない(従えない)部分もあるのですが、その点については、今後、Resource Teacherと話し合っていきたいと思います。

これまで3年間お世話になってきたデイケアをこの夏で卒業することとなり、すごくお世話になってきた先生と別れることに不安を感じてきました。しかし今日、Transition Meetingを行い、娘は今後も周りの理解とサポートを受けられることが分かり、少し安心しました。まだキンダーが始まっておらず、担任の先生がどのような人か分からないという不安はありますが、私は私で、学校のResource Teacherと、Alan Cashmore Centreのカウンセラーと一緒に、娘をサポートしていきたいと思います。

(※注 Resource Teacherとは、身体的、精神的、知能的な障害によって特別なサポートが必要な生徒の学習を助けるために、生徒の担任にどのような方法で指導したらいいか助言したり、その生徒用の特別な教材を用意したり、外部のサポート機関と連携して学校生活・学習環境をより良くするためのサポートをする特別な教師です。娘の学校には5人ものResource Teacherがおり、各Resource Teacherは学年別に担当しています。もっと詳しくはこちら→What is a Resource Teacher?

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