こんな夢を見ました。

なぜか自分が現在30歳の記憶を持ったまま、中学三年生に戻って授業を受けているのです。制服を着て、教室の自分の席に座っているものの、なぜ自分が中学三年生に戻っているのか理解できません。

授業が終わり、休み時間にそのことをまわりの席の同級生に言ったら、私だけでなくみんなもなぜか30歳の記憶を持ったまま中学三年生に戻っていて、この教室にいるとのことでした。

そこで、みんなで「30歳の自分」の話をしました。私は中学時代の友達とは疎遠になっているため、実際みんな今何をしているのか全然分からないのですが、結婚して子供がいるという子、会社を作ってあっという間に潰したという子、板前になって自分の店を持ったという子など、それぞれがそれぞれの人生を歩んでいました。

私の隣には、小学校5・6年の時から同じクラスだった一人の男の子がいました。その子は今、母親から授業料を出してもらって(彼の両親は小学校5年生の時に離婚していている)音楽の専門学校に通っているとのこと。

私も以前音楽に関わっており「音楽の専門学校に通っている」という意味が少なからずとも分かっているため、「30歳にもなってまだそんな事してちゃダメだよ。いくら音楽の才能があるといっても、そんな人は世の中にごまんといるよ。チャンスを掴めずこの年になってしまったのなら、それはそれで運がないということ。運も才能のうちだよ」と説教しました。彼は小学校の時とまったく変わらない印象のまま、おとなしく「うん、うん」と頷いてました。

窓に雨が打ちつけられる音で目が覚めました。学校から帰ってきてそのまま倒れるように眠ってしまったようです。服も着替えず、カバンもベットの上に乗った状態でした。時間は、夜10時。5時間ぐらい眠っていたようです。外はすっかり日が落ちていて、窓の外から隣の古いホテルのネオンの光が入っていました。ルームメイトが帰ってきたことにも全然気付きませんでした。

バンクーバーは4月なのにまだまだ冷たい雨が続いています。部屋は冷え切っていました。一瞬、自分がいるこのアパートの方が夢なんじゃないかと錯覚してしまいました。

それほどリアリティのある夢でした。

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