StrongStart




先月の初めから、StrongStartに通い始めました。

StrongStartとは、BC州によって作られた就学前の子供を対象にしたプログラムのひとつです。

StrongStartは、キンダーガーデン入園(5歳)までに、

「言葉(英語)」
「社会性」

を身に付けることを目的としており、小学校の中に併設(※注1)されたStrongStart Early Learning Centresにて月曜から金曜まで、時間は午前9時から正午まで(※注2)、ドロップイン(予約無し)で参加することが可能です(※注3)。

(※注1) バンクーバー市は、全ての小学校にEarly Learning Centresが併設されている訳ではありません。どの学校に併設されているかは、こちらのリンクをご覧ください→ VSB StrongStart Early Learning Centres

(※注2) 時間帯はEarly Learning Centresによって多少違います。各センターの時間を確認するには、こちらのリンクをご覧ください→ VSB StrongStart Early Learning Centres

(※注3) 各Early Learning Centreごとに人数制限があり、定員に達するとドアにカギが掛けられて入れなくなってしまう、と聞いていましたが、私が通ったどのEarly Learning Centreも、多少定員オーバーしても子供を受け入れていました。各センターごとで対応は違うようです。

StrongStart初日、VSBのWebサイトから印刷した申込書と、娘と私のIDを持って(※注4)、家から一番近いEarly Learning Centreに行きました。9時からクラスは始まっているところ、教室に着いたのは10時半。ドキドキしながらドアを開けてみたら、子供たちはフリープレイの真っ最中でした。

(※注4) StrongStart登録(参加初日)には以下の書類が必要です。

・申込書(こちらのリンクからダウンロード)

・子供の誕生日が明記されたカナダのIDを以下から1点
- Canadian Birth Certificate
- Canadian Passport
- Immigration Canada Document
- Permanent Resident Card

・親のカナダ居住を証明する書類を以下から1点
- BC Driver’s License
- showing parent’s name
- Hydro/Gas/Cable Bill, showing parent’s name
- Utility/Municipal Tax Bill, showing parent’s name
- Residential Tenancy Agreement, showing parent’s name

教室には、約20人ほどの子供たちがおり、人種は白人からアジア人、インド人、黒人まで様々でした。保護者たちは子供に(英語でない)自国語で話しかけており、移民が多い印象を受けました。子供同士は英語でコミュニケーションを取っていました。

教室は、壁に沿って設置された収納棚にたくさんオモチャが並べられていて、教室の3/4がカーペット敷きで、子供たちは床に座ったり寝転がったりして、それぞれ思い思いにオモチャで遊んでいました。そして残り1/4のスペースに横長テーブルとイスが設置されていて、先生と思える人がおやつの準備(フルーツを洗ったり切ったり)していました。

5分くらいしてすぐ、先生が「Time to put toys away~♪(さあ、みんな、おもちゃを片付けましょう)」と歌い始め、子供たちと保護者が一緒に歌いながら、床に散らばったおもちゃを手際良く片付け始めました。

次はカーペットの上に輪になって座り、おやつ前の歌の時間。フリ付きの歌をみんなで歌って、先生に名前を呼ばれた子は次々と手を洗いに行き、準備ができた子からおやつを食べて始めました(日本みたいに、みんな揃って「いただきます」は無いです)。

その時点で、先生が私と娘に気付き、「あら、あなた、今日、初めてね?クラスが終わったら、私のところまで申込書持ってきてね」と言われました。

おやつとして用意されていたものは、リンゴ、バナナ、洋ナシなどのフルーツと、レーズンでした。たまに、シリアル、クラッカーなども追加されるようです(私の娘はまだ用意される全てのおやつが食べれるわけではないので、外出時の非常食ベビークッキーを与えました)。なお、飲み物は用意されないため、子供たちそれぞれが自分の水筒から飲み物を飲んでいました。

おやつを食べ終わった子は手を洗って、自分の好きな絵本を本棚から取り、歌を歌ったカーペットの上に移動して本を読み始めました。全員がおやつを食べ終え、カーペットの上に移動したところで、先生による絵本の読み聞かせと、その絵本の内容に関連したちょっとしたアクティビティが始まりました。

そして正午前にまた歌の時間となり、「また明日~♪」という歌を歌って、先生から手に(参加賞の)ハンコを押してもらって解散でした。

これが通常の一日のスケジュールですが、たまに「体育館の日」「図書館の日」「工作の日」というがあり、その場合はフリープレイ時間がそのアクティビティに割り振られます。月間スケジュールは教室の入り口近くに貼ってあり、好きなアクティビティがある日は早めに来たり、参加できないアクティビティがある日は休んだり(うちの娘はまだ自分で歩けないので、体育館の日は何もできないからその日は休みます)と選ぶことができます。

私はこれまで3つのEarly Learning Centreに行ってみましたが(※注5)、先生の良し悪し(先生の熱意、子供たちを乗せる才能など)、教室にあるオモチャの良し悪し(子供の想像力を伸ばす系のオモチャ、もしくは音が出て反応するだけのオモチャ)、トイレの場所(教室内にあるか外にあるか。オムツ替えが必要な子供連れのママにとっては重要)、学校の門からStrongStartの教室まで回り道することなくストローラーで辿り着くことができるか(階段がないか)、など、やはり学校によってはかなり格差があるな、と感じました。

(※注5) StrongStartは、複数のEarly Learning Centreに登録することが可能です。その際、一番最初に登録したセンターをHome Schoolとし、そこに申込書とIDを提出します。2番目以降のセンターに申し込みの際は、「私のHome Schoolは○○です」と最初に登録したセンターを伝えて申込書のみ提出します。ID再提出の必要はありません。

私と娘がStrongStartに通い始めた頃、娘の人見知り&場所見知りが一番ひどい時期で、初日、娘はずっと私にしがみついて目に涙を溜めていました。2日目3日目は、教室に着き、娘をストローラーから降ろそうとすると泣き始め、教室の中では隅っこでずっとグズグズしていました。

それを先生が心配し、「今は怖がって泣いてるけど、大丈夫よ。どの子もいずれ慣れて、親から離れて遊べるようになるから」と何度も励まされました。通い始めてもうすぐ2ヶ月経ちますが、今ではよその子の合間をハイハイで通り抜ける余裕もでき、教室の壁際のオモチャの棚に掴まって伝い歩きもするようになりました。随分、教室に慣れました。

この調子で、いつか教室内で友達を作って、一緒に遊べるようになればいいなぁ。
(StrongStartでママ友ができたので、ぜひ娘にも教室で友達を作ってほしい!)
そうできるようになるまで、頑張って通おうと思っています。

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