日和見感染による湿疹



一週間くらい前から、娘が夕食を食べている最中、体に湿疹が出るようになりました。

湿疹が出てくると、娘は「痒い、痒い」と言って背中や足を引っかきます。引っかいて赤くなった皮膚には、小さい疱疹が出てきます。痒くて辛くて食欲が無くなってしまうのか、以前あんなにもりもり食べていたのに、最近はすっかり食が細くなってしまいました。


食事を終わらせ、歯を磨き、お風呂に入れる前までが痒みのピークのようで、娘は自分でバスルームまで歩いていくことができず、いつも“シャワー係”のパートナーが抱っこをして娘をバスルームまで運びます。シャワーの後、体がキレイになり、多少痒みが収まるようなのですが、やはりあちこちがむず痒いのか、冷却ジェルを欲しがり、冷えたジェルを痒い部分に当てて彼女なりに引っかかずに痒みを抑えようとしています。

湿疹が出るようになってから、夜、一人で寝るのを嫌がるようになりました。背中の手が届かないところが痒くなったら、自分で冷やして痒みを抑えることができないからです。なので、いつも私が冷却ジェルを持って添い寝し、娘が眠りにつくまで、痒いところを冷やます。(また、お母さんが一緒にいると精神的にも安心して寝付けやすいようです)

しかし、寝付けたとしても、2、3時間後に痒みで起きてしまう時もあります。その際、私は冷やし直したジェルを持って添い寝をします。酷い時には、これが朝まで続きます。

症状があまりにも酷いので、先週の木曜日、ファミリードクターの診察を受けました。

湿疹が出るタイミングが食事時なので、私はてっきり食物アレルギーだと思っていました。診察の予約をしてから、最初に湿疹が出た時に使った食材をひとつひとつ少量食べさせ、ドクターの診察日までにどれがアレルゲンが見つけ出そうとしました。しかし、どれを食べさせても湿疹が出ません。

それをドクターに伝えたら、湿疹の原因は食物ではなく、ほこり、ペット、洗剤などではないか、ということでした。また、免疫が出来上がっていない子供は、たまにどこにでもある細菌が体の中に入る(日和見感染する)と、今回の娘の湿疹のような過剰反応をする場合があるということでした。(湿疹が出るタイミングが夕食時なのは、食事時は血流がよくなるため、湿疹の症状が特に出やすいのだそうです。同じように、通常、シャワーの後も湿疹が出やすいのだそうです)

まずは、アレルギーが原因か、日和見感染が原因かを探るため、食べ物や環境を特に変えずに様子を見ようということになりました。この場合、日和見感染が原因だと、徐々に体が免疫を作って自然に症状(湿疹)が収まるのです。

ただ、痒みのため、食欲が無くなっていたり、夜、眠れなくなったりしているので、一時的に痒みを抑えるために、「Benadryl」を与えるように言われました。このまま、あまり食べない状態でいると、治る病気も治らないからです。

それから一週間、夕食を食べる前と、寝る前にBenadrylを与えたら、やはり添い寝は必要なものの、夜中、起きてくることがなくなりました。4日経つと、湿疹の症状が急に和らぎ、Benadrylが必要なくなりました。

そして今日、2回目の診察でした。娘の湿疹は直径3ミリほどの点々になるまですっかり治っており、それを見たドクターが、「やはり日和見感染でしたね。湿疹もかなり落ち着いているから、彼女の体の中にうまく免疫ができたのでしょう。これでまた、少し強くなったね。もうこれ以上の診察は必要ないでしょう」と言われました。

夏休みに入ってすぐ湿疹が出てしまい、これまで外出を控えていましたが、やっと落ち着いてきたで、これから夏休みらしく、いろいろなところに遊びに行きたいと思います。学校とデイケアが始まるまであと3週間。やっと、夏休みが始まった!

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