アパートの住民投票


4ヶ月前、アパートで規模の大きい水漏れがありました。

4階建ての建物なのですが、縦の並び(402号室、302号室、202号室、102号室)で水漏れが起こり、一番下の102号室は、(内装や家具はもちろんのこと)壁も床も全てリフォームをしなくてはいけないという、大きな被害を受けました。

そのため、アパートの管理組合(Strata)は配管工を呼び、共用部分と全ユニットの配管を調べました。そこで分かったのは、壁や床(天井)の中の水道管が、今すぐ交換しないといつまたどこで水漏れが起こるかわからないという状態だということが分かりました。

そして、アパート全体の水道管交換工事の見積もりは、$225,000と試算されました。

$225,000、とても大きな額です。管理組合は、$75,000をアパートの積立金から支払い、残りの$150,000を住人で負担する案を出し、それに賛成かどうかの住民投票が行われることになりました。

可決の条件

  • 全住人の半分以上のが投票すること(半分以下の場合は、日を改めて再度投票を行う)
  • 集まった票のうち、3/4以上が賛成票であること(3/4以下の場合は否決となり、工事は行われない)

今日、その「(各自、負担金を支払って)水道管交換工事を行うかどうか」の住民投票が行われました。時間は6時半からで、私は夕食の準備に忙しい時間なので、代わりにパートナーに投票に行ってもらいました。

彼の話によると、

  • 投票に来たのは、(全26戸数中)12人
  • 代理投票を合わせると、全住人の半分以上が投票に参加
  • その場で開票し、水道管交換工事を行うことと、各ユニットが自分の負担金を支払うことが満場一致で可決
  • 負担金の支払いは、当初4回に分けて行う予定だったが、3回に短縮する(早く支払いを済ませると、工事を当初の3-4ヶ月から1-2ヶ月に短縮できるため)
  • ただ、工事期間はあくまで概算。実際に壁を開けて水道管を見てみないと分からない
  • 工事は、早くて今月の18日から始める予定
  • 工事期間中は、午前9時から午後5時まで水を流してはいけない
  • 工事は、共有部分の1階と2階の間の天井(床)から始める。そこに多くの水道管が集まっているため
  • 水道管だけでなく、各ユニットのキッチンとバスルームの元栓と、シャワーヘッドとバスノズルも交換する

ということでした。

我が家の工事の負担額は$7,000です。車購入のための虎の子貯金があるので、そこから出せる額とはいえども、予定外の$7,000の出費は痛いです。でも、また水漏れが起こったら困るので、仕方ない出費です。

イエールタウンのアパートに住んでいる友人がいるのですが、そのアパートはBachelorや1BRばかりで住人は若者が多く、同じような水漏れ問題で配管工事を行うかどうかの住民投票を行ったそうです。ところが、負担金を払いたくないからなのか、皆、「反対」票を入れ、改装工事がキャンセルになったそうです。友人は、「いつ水漏れが起こるか分からないアパートに住み続けたくないよ~」と、嘆いてました。

私は不安を抱えて住むよりは、負担金を払ってでもすぐ工事をして、安心して住んでいきたいのです。工事が可決されてよかったと思っています。

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