得意・不得意

昨日、短大の学校案内パンフレットを作るため、コーディネーターとデザイナーとカメラマンと私の4人で、短大へ取材に行きました。

今回の私の仕事は、教授と学生にインタビューをし、パンフに載せる記事を書くこと。今日は会社で昨日行ったインタビューの記事を書いていたのですが、その作業中に短大からちょっとショックな電話が入りました。

その電話とは、「次回の取材は、カメラマンを交代するように」というもの。

昨日取材に同行したカメラマンは、人間相手の撮影はあまり経験がないようで、プロのモデルでもない被写体に対し、「楽しそうなポーズをして」「もっと元気な動きをして」と非常に曖昧な指示しか出せず(素人相手に撮影する場合は、「カバンを肩に掛けて体を少し左に向け、視線はこっち」など、具体的な指示を出さなくてはいけない)、そのため撮影する方・される方の呼吸が全く合っていませんでした。はたから見ても、「あんま、いいカットが撮れてないなぁ」とは思っていたけど、まさかクライアントから直に苦情が来て仕事を降ろされるなんて、なんだかちょっと気の毒。結局、次回からは同じスタジオの“人物撮影が得意な”カメラマンに来てもらうことになりました。

人には、得意・不得意があります。

私もついこの間、苦手なジャンルのコピーライティングを引き受け、頑張ってコピーを作ったものの、それがデザイナーの期待していたレベルに達していなかったため、「出来ないんだったら、最初から断ってよ。そうしてくれればこっちも他のコピーライターを頼むことができたのに!」と、怒らせてしまったことがありました。泣きそうになりました。

それまでは「どんな仕事もとりあえず引き受けよう。経験は自分の力になるから」と思っていたけど、そのことがあってから考えを改め、「自分が自信を持って出来ないコピーは、最終的に仕事全体のクオリティを下げてしまうことになるから、内容によっては断る(それが得意な他のコピーライターを紹介する)ことも必要だ」ということを、痛感しました。

そればかり言っていたら仕事にならないけど、やっつけで取り掛かってしまうと最悪になってしまうのがコピーライティングという仕事の難しさ。オールマイティになるには、もうちっと修行が必要。・・・精進しないと。

というか最近、Webの仕事してないです。私、Webディレクターなのに!

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