Willingdon Church 「A Christmas Vacation」

Willingdon Church 「A Christmas Vacation」

今日は、パートナーと娘と私の3人で、バーナビーのWillingdon教会の無料クリスマスミュージカル「A Christmas Vacation」を観に行ってきました。

Willingdon教会のクリスマスミュージカルは、なんと5年ぶりです。娘を出産したり、子育てでバタバタしていて、ずっと足が遠のいていました。しかし、娘が3歳になり、最近ではテレビを観せるとストーリーを理解して楽しむようになってきたので、目の前で行われるライブショーを観せてあげたいと思い、今日、久しぶりにミュージカルを観に行きました。

しかし娘は、ステージが始まり、楽団が音を出した瞬間、「ママ、ママ、外に出たい」と言い出しました。彼女の顔を見ると、目に涙を浮かべています。急いで娘を抱っこして外に連れ出し、会場の外を10分ほど歩き回り、娘が落ち着いたところで「どうして泣いているの?」と聞いたら、「音が大きくて怖い」と言いました。

「3歳にミュージカルはまだ早かったかな。(パートナーを席に残して会場を出てきたので)終わるまでこのまま外で待とうかな」と思っていたら、会場のドアから快活な音楽が聞こえてきて、娘が中に戻りたがったので、(後ろの人に謝りながら)自分の席に戻りました。

それから30分ほどは大人しくステージを観ていたのですが、そのうちまた、娘が外に出たがりました。あまり出たり入ったりすると周りの人に迷惑なので、小声で「もうすぐ楽しいお歌やダンスが出てくるから、それまで静かに席に座って待とうね」と娘を説得していたら、パートナーが携帯でYouTubeを開き、娘の好きな機関車トーマスの動画を見せ始めました。それで機嫌が良くなり、YouTubeの動画が終わった後は、(多少、注意散漫なものの)ミュージカルを観るようになりました。

娘の様子が落ち着いてからは、私も集中してミュージカルを観ることができるようになったのですが、終演15分ほど前に、娘が力なく私に寄り掛かってきます。見てみると娘は、眠気に襲われて舟を漕いでいました。眠りやすい体勢になるよう、娘を私の膝の上に乗せ、頭を支えて抱きかかえました。

きっと娘は、ミュージカルを観るのも、楽団の音楽を生で聴くのも初めてで、情報過多になって頭が疲れてしまったのかもしれません。

ミュージカルが終わった後、他の観客が帰った後も娘は起きる様子がなかったので、起こさないように抱っこして会場を後にしました。入り口ドア付近にいた係員の女性に、「ミュージカル中に会場内でお昼寝してしまう子供は初めてよ!」と感心されてしまいました。(私も、大音量の中で眠れるなんて、スゴイなぁと思いました

娘にミュージカルはまだ早かったかもしれません。次回は、またさらに5年後かな。

肝心のミュージカルの内容ですが、これまでは第一次世界大戦中や、1950年代などの「古き良き時代」の話が多かったのですが、今年は珍しく“現代のストーリー”でした。

バンクーバーに住むお金持ち一家(白人の父母娘と、養子の広東人少年)がクリスマス休暇に田舎に来たところ、何もかも不便で最初は不満ばかり。でも、地元の人々の温かさに触れ、次第に心を開いていきます。そのうち、養子の広東人少年がある少女と出会い、恋に落ちます。しかし少年は、自分のそれまでの境遇(両親は交通事故で他界。10歳で香港を離れ、バンクーバーの養父母に引き取られた)を少女に話し、「ジーザスなんて存在しない」と言って悲観します。少女や周りの人々が、「でも今は、素敵な養父に引き取られて幸せでしょう。あなたは神に愛されている。神は誰も見捨てない」と終わるストーリーでした。

俳優達がステージで、携帯でセルフィーを撮ったり、「電波が届かない」と嘆いたりするシーンがあり、とても今時な演出だと思いました。とても面白かったです。


Willingdon Church 「A Christmas Vacation」

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