肺炎の疑いと抗生物質
先週、娘が連日38℃以上の熱を出し、痰がからんだような湿った咳をしていたので、日曜の朝に、近所のBC Children's HospitalのEmergencyに連れて行きました。
朝10時半に病院に着いたのですが、その時にはすでに40人ほどの病気の子供たちとその家族で待合室はごった返していました。30分ほどかけて受付を済まし、実際にドクターの診察を受けることができたのは午後2時でした。(冬場でインフルエンザが流行っているようで、この日は特に混んでいました)
診察室に入ってから、ドクターに、
・ここ4日間、38℃以上の発熱が続いていることと
・寝ている間に額に玉の汗をかいていること、朝起きると布団が汗でぐっしょりしていること
・夜中に何度も咳込んで眠れない様子であること
・夕食の前に解熱剤を飲ませ、熱を下げてからでないと何も食べることができないこと(普段、食欲旺盛な娘が夕食を食べないなんて緊急事態)
を説明し、娘を診察してもらおうとしたのですが、娘がドクターを怖がって泣き叫び、診察どころではありません。聴診器で胸部の音を聞こうとしても、娘の泣き声で何も聞こえません。
ドクターが、「子供のこういう熱はよくあること。まだ熱が出始めて4日目なので、熱が出始めてから1週間経ってもまだ熱が下がらなかったら、また病院に来てね」と言うので、今回の発熱はいつもの風邪とは様子が違うことと、病院に来る前に811に電話した際、対応した看護婦さんに「ただの風邪ではないようだからドクターにしっかり診てもらうように」と言われていることを訴えました。
するとドクターは、「彼女が落ち着いたら、また来ますね」と診察室を後にしました。それから娘と一緒に歌を歌ったりして彼女の気分を落ち着かせていたら、15分ほどでドクターが診察室に戻ってきました(他の患者さんの診察を終えてきたのだと思います)。
再度、聴診器で胸部の音を聞いてみたら、肺から微かに雑音がするとのことでした。すぐに同じ病院内のレントゲン室で胸部のレントゲンを撮り、診察室に戻ってから20分ほどでドクターが戻ってきました。
ドクターの見解では、「肺が“muddy(濁っている)”が、肺炎と言うほどの影でもない。もしかしたら、肺炎になりかけているのかもしれないし、ただ、飲み込んだ痰が肺に入ってしまっているだけかもしれない。念のため抗生物質を処方するから、それを飲んで様子をみてね」と言われました。
病院からの帰り、薬局に寄って処方された薬「Amoxicillin(ペニシリンベースの抗生物質)」を買いました。その日はいつものように、夕食前に解熱剤のTylenolを飲ませ(AmoxicillinとTylenolの併用はOKと言われました)、寝る前にAmoxicillinを飲ませました。
次の日の朝、まだ熱はあったものの、汗はあまりかいていませんでした。その翌日には平熱に戻りました。そして今日、ファミリードクターに娘の胸部の音を聞いてもらったところ、肺の雑音はもう聞こえないし、熱も下がり、食欲も戻っているので、もう肺の問題は完治しているだろうと太鼓判を押してもらえました。
ただ、抗生物質は、体内感染を確実に治すために、処方された分量(毎日7ml×3回を10日間)を飲み切るように言われました。
今、元気に走り回る娘を見ると、病院で「これは風邪じゃない!」と主張してよかったと思います。以前、お世話になったデューラーさんに、「ドクターはたまに誤診をする。ドクターの診察結果に納得できなかったら、母親としてさらなる検査をするよう主張することも大切。母親にはその方法でしか子供を守ることができない」と言われたことがあります。これからもこうして娘を守っていかなくてはと、改めて思わされました。
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