友人の死



10年来の友人が、昨夜、病気で亡くなりました。32歳でした。

彼女は長い間、全身性エリテマトーデスという原因不明の難病にかかっていました。この病気は、免疫疾患系の病気で、これまで何度も、些細なことがきっかけで危篤状態に陥り、それでもなんとか回復するということを繰り返してきました。しかし今回はずっと病状が重く、回復しないまま内臓疾患を併発し、とうとう亡くなってしまいました。

自分より若い人が亡くなると、やり切れない気分になります。私が彼女の年齢だったころ、一体何していただろう?その時点で、突然、人生が終わるということは一体どういうことだろう?と思うと、胸が詰まります。

今日、学校帰り、スカイトレインの駅のプラットフォームで、彼女に背格好が似た女性が立っていました。私は視力が悪く、普段、コンタクトレンズも眼鏡もかけていないため、2メートル以内まで近寄らないとその人の顔が判別できないのですが、遠くからずっと彼女を目で追い、近づいてみたら、やはりその女性は私の友人ではなくて、とてもガッカリしてしまいました。

最初から別人だと分かっていたのに。
だって彼女はもう、いないのだから。

明るくて、とても親切で、まわりの人を助けることが好きだった彼女。そんな彼女を亡くし、今、誰もが深い悲しみに暮れています。でもやっと、長い間、苦しめられてきた痛みから解放されることができたので、今はもう、ただ、安らかに穏やかに眠ってほしいと思います。

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