初めてのさよなら
今日は、夏休み前最後のLINCクラスでした。学校付属のプリスクール(デイケア)も、今日で最後でした。
プリスクールにはたくさん2011年生まれの子供がいます。皆、9月からキンダーに進学するため、今日、多くの子供たちがプリスクールを卒園していきました。
卒園した子供たちの中に、娘の大親友の女の子もいました。彼女は今年の1月に入園し、最初はあまり娘といっしょに遊ぶことがなかったものの、彼女のフレンドリーでオープンなところに娘は心を開いたのか、娘から彼女に近づくようになり、ここ2ヶ月、教室ではいつも一緒に遊び、プレスクールが終わった後は、手を繋いで途中まで一緒に帰るほど仲良しでした。
その大好きな女の子が、突然いなくなってしまったら娘はショックを受けるだろうと思い、前もって「○○ちゃんは9月からキンダーに行くから、プリスクールは今月いっぱいで終わりだからね」と言い聞かせてきました。最初、娘は何のことか分からなかったようですが、先週から、家庭の都合で一足先早く卒園する子が出てきて、「ああ、○○ちゃんももうすぐいなくなるんだ」と理解してきたようでした。
日に日に娘の元気が無くなってきたので、娘に「さよならギフト」を作ることを提案しました。手紙が書けたらよかったのですが、まだ娘は文字が書けないので、最近(彼女の中で)ブームのネックレスを作ることにしました。
私がネックレスの台紙を何種類か用意し、その中から娘が好きな台紙を選び、自分でシールを選んで貼りました。カップケーキをメインのモチーフに選んだ理由は、以前、自分で作ったカップケーキのネックレスとお揃いがいいからということでした。そして、大親友の女の子の好きなピンク色のお花のシールで飾りつけをし、彼女のことが大好きという気持ちを込めて、ハートのシールも貼りました。
今日、大親友の女の子にこのネックレスを渡しました。とてもとても喜んでくれました。今日の帰りもいつものように手を繋いで歩き、別れ際にはとても長いハグをしました。
今回のこの別れは、娘にとって人生初めての離別でした。娘はこれがとても辛かったようで、一昨日は「○○ちゃんのことを思ってたら悲しくなってきちゃった。ママ、私の好きな絵本読んで」と甘えてきたり、昨晩は夜中の2時に起きてきて、「ママ、一人はイヤ。一緒にねんねして」と言ってくるほどでした(普段は朝までぐっすりの娘が、夜中に途中で起きてしまうのはとても珍しいことなのです)。
私も、いつも娘に優しく接してくれた大親友の女の子ともう会えなくなるのはとても寂しいです。彼女は年齢のわりにはとてもしっかり話ができる子で、私も彼女とおしゃべりするのがとても楽しかったです。彼女のお母さんとも、プリスクール帰りにいろいろな話をして、とても仲良くなっていました。ママ友を一人失うようで、とても寂しいです。
でも、娘が友達と別れることを悲しみつつ、一生懸命、さよならギフトを作って渡したり、最後は笑顔でさよならを言えたのには驚きました(以前だったら、別れ際に手を離さず泣いてしまっていたのに)。
私が思っている以上に、娘は成長していたのだなあと気付かされました。
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