人の命を
昨夜、フランスのパリで、悲惨な連続テロが起こりました。
詳しいことはまだ分からないのですが、ニュースによると、死者は120人以上いるとのことです。
毎回、テロのニュースを聞くたび、「どうして、テロリストは、こうも人の命を軽んじるのだろう?」と思うのです。
私は、娘の妊娠中と出産の際、身体的にとても大変な思いをしました。その時、「命ひとつ生み出すことは、なんて大変なことだろう」と思いました。産後も、体の栄養分を母乳に取られ、出産のダメージを回復するどころか、妊娠前以上にみるみる痩せてしまいました。でも、「娘が大きくなるために」と、自分の体調を顧みずに母乳を与え続けました。その時、「母親は、自分の命を削って、子供を育てているんだなあ」と痛感しました。
人ひとりひとりには、その命を与えた母親がいます。
大きくなるまで、その子を慈しみ、大事に育てた母親がいます。
しかし昨夜、テロリスト達は、その大切なひとつひとつの命に銃を向け、その命を奪いました。
どんな理由があろうとも、それが人を殺していい理由にはなりません。
他人が他人の命を奪う権利はないのです。
一体、人の命をなんだと思っているのか。
宗教を超えた「人間としてのルール」を守れない者が、イスラムの天国に行けるわけがない。
テロリストを生み育ててしまった母親たちの嘆きが聞こえてきます。
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