(全く自分の専門でない業種に)就職しました

私は、わが家の金庫番です。毎月の各種支払いから、Income Tax Filing(確定申告)、貯蓄、保険など、会計関係すべて私が取り仕切っています。

しかし、私は日本でのお金の管理方法なら知っているけど、カナダはシステムが違うため、カナダでのお金の管理については分からないことばかりです。「ちゃんと家計管理できるよう、勉強していかなきゃ」と思ってはいるけど、自分のやり方が果たしてベストなのかどうか分かりません。だから、カナダのPRを取得してからずっと、ありとあらゆる立場の人に、「カナダでのお金の管理方法」について聞いてきました。

今週初め、ある金融関係の専門家に会って、(これまでのように)いろいろ相談に乗ってもらいました。ひと通り話が終わり、「今日は私のために時間を作って頂いて、ありがとうございました」と言って帰ろうとしたら、その方から、「ちょっと待って。僕、今、アシスタントを探しているんだけど、あなた、今、仕事してる?よかったらうちで働かない?」と、突然、仕事のオファーをもらいました。

「え?でも、私、デザイナーですよ?専門違いますよ?これまで金融関係で働いたことないですよ?」

と言ったら、その方は、

「そうだけど、今日、あなたと話をしてみて、その若さでお金の管理について興味を持っているようだから、きっと大丈夫だと僕は思うんだ。今まで、資格を持った人とか、UBCのファイナンス専攻の学生さんとか雇ってきたけど、仕事ができるかどうかは資格や専門とは関係なかったよ。僕が頼んだことを、間違いなく、キッチリこなす。それができなかった人もいるから。君の話し方を聞いていると、君は頼んだことをキッチリやってくれそうに思うんだ」

「はい。印刷デザインもやっていたので、“指示通り仕事を仕上げる”ということはちゃんとできると思います。その点、とても厳しい世界で働いていましたから。 今、フリーランス働いていて、仕事をそんなに入れていないから時間は取れますけど・・・」

「じゃ、今週の木曜からウチのオフィスに来て。よろしくね!」

と、(就活していないのに)就職してしまいました。

仕事初日の今日は、オフィスの掃除と、書類の整理と、コンピュータを使ってクライアント達の各種“お金の移動”のための申込書を作成しました。

自分が打ち込んだ数字が、一体どんな意味を持っているのか、さっぱり分かりません。でも、ボスは、「少しずつ、仕事をしながらそれぞれの数字の意味を教えてあげるから。僕がクライアント達のお金をどのように管理しているかを仕事を通して理解し、その知識をあなた自身のお金の管理に役立てるといいよ」と言ってもらえました。

仕事の形態はパートタイム、週2、3日、一日8時間の予定です。
少しずつ、仕事に慣れていきたいと思います。

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