壁から水漏れ

昼過ぎ、キッチンの手前をポポが行ったり来たりしているので、「何だろう?」と思ってみてみたら、タイルの床の上に大きな水たまりができていました。

「ポポ、こんなところでオシッコしちゃったのかな?」と思って、水の臭いを嗅いでみたら、アンモニア臭ではなく、古い木材に水を通したような臭いです。

「ポポのオシッコでなければ、水漏れ?」。でも、家の中の水道栓は全て締まっていて、全く水漏れの心当たりがありません。水たまりを慎重に調べてみたら、どうやら壁と床の間の隙間から水が漏れているようでした。

マネージャーに連絡しなければと思い、一階のマネージャールームに行ったら、(いつもそこに居るのに)こんなときに限って留守でした。緊急なので、マネージャーの携帯に電話を掛け、すぐアパートに戻ってきてもらうように伝えました。

そうしてる間に、水たまりはみるみる大きくなり、キッチンとバスルーム前のタイルの床一面がほぼ水浸しになりました。バケツと雑巾2枚を用意して吸水大作戦をしていたら、10分ほどでマネージャーがサブマネージャーを引き連れて部屋にやって来ました。

「うわぁ、これはヒドイね。どっから水が漏れてるの?」

「入り口前とその裏のクローゼットの、壁とタイル床の隙間です」

「そうか。壁からってことは、上階で誰かが水漏れさせてるのかもしれないね。とりあえず、申し訳ないが、水の掃除してて。原因調べてくるよ」

そう言って、マネージャー二人連れ立って上の階に行きました。そして30分後、メインのマネージャーが戻ってきました。

「原因分かったよ。2つ上の階の住人が、トイレタンクが故障してて水が溜まらず流れっぱなしなのを、この半年間、ずっと放置していて、今日、とうとうそれが溢れ出しちゃったみたいなんだよ。2階上の部屋、ここよりヒドイ状態だったよ」

「2つ上の階?じゃあ、この上の階は?」

「うーん、それがね、なぜかこの上の階は全然大丈夫、異常ナシなんだよね。水がひとつ階をまたいで、この部屋で溢れ出してるなんて、不思議だね」

そして、「本当に申し訳ない。問題のトイレタンクは修理しておいたから、もう大丈夫。この水を掃除すれば、もう水は漏れてこないよ」と平謝りをして、メインのマネージャーも去って行きました。

結局、吸水に1時間、その後、床を拭き、窓を全開にして部屋の中を乾かしたりして、後始末に2時間ほどかかってしまいました。

人からよく「水漏れ体験談」を聞かされていたけど、まさかそれが自分の身に起ころうとは。

被害が床のタイルの部分のみで、クローゼットの中の衣類とかに被害は無くてまだ良かったものの、ほぼ1時間ずっと雑巾絞りをしていたから、腕が少し筋肉痛気味になってしまいました。その上、窓全開で水に触っていたから、どうやら体を冷やしてしまったようで、なんだか熱っぽいです(風邪ひいたかな?)。

水漏れ大変。もう二度と経験したくないです。


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