先月の19日、シアトル移民局の担当オフィサーからFAXが届きました。
その内容は、
「(去年の年末に送った)追加書類の“彼氏のシンガポールのHigh Schoolに在籍していたという証明のレター”では、Skilled Worker Class Guidance OP-6 section 10.2の“completed post secondary school education programme”とみなすことができない。High Schoolを卒業していなければ、その後、カナダのCollegeでいくつDiplomaを取っていようが、学歴ポイントを与えることができない 」
というものでした。
続いて、
「足りなくなったポイント分をカバーできる何かを追加書類として送ってほしい。その追加書類が、足りないポイントをカバーできるものでなければ、これ以上、追加書類の要請せず、移民申請は即刻却下されるものとする。(I wish to afford you an opportunity to address the issue before I proceed with a revised assessment of your application. You should be aware that this may result in the refusal of your application without further notice to you.)」
という、深刻な内容のFAXでした。
彼氏は、高校3年の学年末テストを受けずにシンガポールを離れ、生まれ育った台湾に戻り、台湾のパスポートを作ってからカナダに来たため、厳密に言うと「高校を卒業していない」のです。
そこで、いつもお願いしている移民カウンセラーに相談したら、なんかもう諦めてしまったのか、役に立たないアドバイスばかりしてくるので、早々見切りをつけ、代わりに彼氏の会社の顧問弁護士にこのFAXについて相談しました。
彼氏の会社の顧問弁護士は、ゲーム業界専門の弁護士で、仕事の契約事や著作権管理が専門のため、移民のことは全く分からないのですが、彼の弁護士事務所はバンクーバーで一番大きな弁護士事務所で社内にいろいろな専門部門があり、いつも一緒にランチを食べている同僚が移民専門弁護士らしく、「君んとこの会社から毎月顧問弁護士代払ってもらってるから、特別料金でやってあげるよ」と、快い返事がもらえました。
(この弁護士さんは、以前、書類のnotarizedを無料でやってくれた方です。「このnotarizeのハンコ、一回押すのに通常$20取るんだよ」と言いながら、バンバン押してくれました。「お金?いらないよ。パーティとか楽しいイベントあったら、僕も忘れず招待してくれればそれでいいよ」という方でした)
それから3週間、彼氏の会社が今のプロジェクトの佳境に入ってきていることもあり、忙しくて連絡取れずにいたら、今日、顧問弁護士さんの同僚の移民弁護士さんからメールが届きました。
その移民弁護士によると、どうやら私たちの審査を担当しているオフィサーは、“シアトル移民局で一番難しい”と有名で、弁護士は、FAXの担当オフィサー名をひと目見ただけで、「またこのオフィサーか」と思ったそうです。これまで何人もの人から、このオフィサーの件で彼の元に依頼が来て、すでに何度もやり取りをしており、担当オフィサーとは知らない仲じゃない(むしろすごく知り合っている)のだそうです。
で、彼氏の件は、Skilled Worker Class Guidanceには「post secondary schoolを卒業しなければいけない」ではなく、「post secondary school education programmeをcompleteしてるかどうか」と明記されており、“programmeをcomplete”とは、それ相当の学習を完了しているかどうかが問題であって、“卒業していなければいけない”とは言っていないから、そこを突っ込んでみるとのことでした。以前、これと全く同じことがあり、その時は申請が通ったので、今回も90%くらいの確率で大丈夫だろう、ということでした。
彼氏の会社の社長にも今回のことを相談したのですが、「もし移民申請が却下されたら、即効、PNPをやろう!」と言ってもらえました。
困ったとき(まさしく今!)に手を差し伸べてくれる、多くの周りの人たちにすごく感謝です。
★これまでの経過★
2007年1月19日、移民申請書類をバッファローに送付
2007年2月19日、ファイルナンバー取得
2007年9月11日、申請書類がバッファローからシアトル(Canadian Consulate General in Seattle)に転送
2008年1月3日、追加書類リクエスト
2008年2月29日、追加書類送付
2008年4月2日、2度目の追加書類リクエスト
2008年4月14日、2度目の追加書類送付
2008年12月17日、インタビュー免除通知&健康診断受診&3度目の追加書類リクエスト
2008年12月24日&29日、健康診断受診
2008年12月30日、3度目の追加書類&the Right of Permanent Residence FeeのMoney Order送付
2009年1月19日、4度目の追加書類リクエスト
2009年2月12日、4度目の追加書類リクエストの内容に対して、移民弁護士を通して折衝開始
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