“外部クライアント”と“内部クライアント”の違い

私は今、2つの企業で“企業のお抱えWebデザイナー”として働いています。ひとつはカナディアンのGame Developer、もうひとつが日系のJapanese Martial Arts Equipment Storeです。

これまで日本では制作会社で働いていたため、クライアントはいつも“外部”でした。しかし今回、社内お抱えWebデザイナーとなり、クライアントの“内部”で働いていることで、「外部にクライアントを持つこと」と「内部にクライアントを持つこと」の利点と欠点が見えてきました。

★外部にクライアントを持つこと(制作会社のWebデザイナーの場合)

(利点)
・“交渉”のプロである営業がクライアントと折衝するため、納期・技術的問題(制作側にとって状況が悪い問題)についてクライアントの理解が得られやすい。
・多くのケーススタディが得られ、ある企業の経験(成功例)を他の企業の企画に反映することができる。

(欠点)
・基本的に納期厳守。徹夜あり。
・ミスが責任問題に発展することもある。
・予算の都合(クライアントがお金を出さない)で、(会社から「金を出さないクライアントに時間を掛けるな」と言われ)やりたい企画を断念することもある。

★内部にクライアントを持つこと(企業お抱えWebデザイナーの場合)

(利点)
・情報が得られやすい。原稿の内容確認は、社内を歩き回ればすぐクリアになる。
・フィードバック情報(Webサイトの集客情報)が細かいところまで得られる。

(欠点)
・制作ミスの叱咤が(営業などの間がないため)直に来る。
・Web専門家としての力量より、社内の立場的力量で意見が通るかどうかが左右されてしまう。

CONVERSATION

0 comments:

Post a Comment

Back
to top