10代の脳の秘密(Secrets of the teen brain)

随分前の記事になりますが、TIMEに「10代の脳の秘密(Secrets of the teen brain)」という非常に面白い記事があったので、ここに紹介。

人間の脳は成長過程で、ニューロン(神経単位)から何千という樹枝状の突起を出し、複雑に繋がり合います。それが最も密になるのが女の子で11歳、男の子で12歳半。脳の神経回路はその後10年近くかけて頻繁に使う安定した回路のみ残すよう剪定され、それが完了するのが20代前半となります。

その剪定のプロセスは、後頭部から始まって前頭葉が一番最後となるため、ティーンエージャーは知性よりも感情に支配されやすく、また、第二次性徴とも重なってとても不安定となります。そのため彼らは、向こう見ずで感情的な行動を取りがちなのです。

私は現在29歳ですが、10代の頃は今の自分とは別人としか思えないほどハチャメチャでした。

バイトを3つ掛け持ちして朝5時から夜11時まで働き(←なおかつ、学校にもちゃんと通ってました)、電車の中でウォークマンをガンガン聴きながら本読みながらモノを食べたり(←申し訳ない・・・)、バックパック持ってフラッと旅に出てしまったり(←これは今でもやりかねないが・・・)。

当時は「刺激過剰」がちょうど良く、人ごみ平気、ショップ大好き、疲れ知らずに走り回ってました。

しかし今は、人ごみはなんとなく疲れてキライだし、物欲もすっかり治まりました。疲れ知らずに走り回るなんて、もうイヤです(だって、疲れるから)。

この変化は「すごく落ち着いた」というより、なんだか昔より刺激に魅力を感じなくなったというようなカンジ。そのため、刺激に惑わされず、落ち着いて実質的に有益な選択をするようになれたからいいんだけど・・・

これが、「大人になる」ということなんでしょうかねー。なんだか、少し寂しい気もします。


CONVERSATION

0 comments:

Post a Comment

Back
to top