熱心でないイスラム教徒

ムンバイで、20歳の俳優のタマゴと友達になりました。彼はアッサム出身で、俳優になるために16歳でムンバイに出て、今はエージェント回りをしながら仕事を探しているとのことでした。見た目、微妙にロジャー・マニング似。しかし、かなりルックス・ナイスでした。

ある日、その子と飲んでたら突然、「実は僕、ムスリム(イスラム教徒)なんだよ」と打ち明けられました。インド人は大多数がヒンズー教徒で、インド内でイスラム教徒に会ったのはこれが初めて。(ちなみにこの子は、スンニ派だそう)

しかし彼は、1日5回メッカの方向へお祈りはしない、コーランもよく分からないというかなり熱心でないイスラム教徒。「イスラム教徒というだけでテロリスト呼ばわりされるから、ヤダ」とか「インドではヒンズー教徒とイスラム教徒の紛争が絶えなくて、少数派の僕らは居心地が悪い」と言っていました。

熱心でない、イスラム教徒。

私がカナダに住んでいた時のルームメイトのイラン人も、非常に熱心でないイスラム教徒でした(ちなみにこの人は、シーア派)。約半年間一緒に住んでいましたが、お祈りをしてたところを見たことなかったし、牛肉だとウソついて豚肉を食べさせても「豚肉?!キタナイ、キタナイ」と言う程度で、あまり怒りませんでした(普通のイスラム教徒だったら、激怒するのに)。

信仰の度合いは人それぞれ。しかし、一度でいいから敬虔なイスラム教徒に会ってその世界観を聞いてみたいな。


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