斜頭症ヘルメット治療・2週間経過


斜頭症矯正ヘルメット「SnugKap」を使い始めて2週間経ちました。

この2週間、娘はヘルメットを1日23時間使用し続けてきました。今日は、娘の頭の形がこの2週間でどのように変化したかを調べるために、クリニックへ3Dスキャンをしに行きました。

3Dスキャンの結果は、平らだった右後頭部が少し丸くなりました。左にずれていた後頭部の中心線が少し右に動きました(画像の赤線は3週間前の輪郭、青線が今日の輪郭です)。しかし、前頭部は全く変化無し。KinesiologistのNさんによると、娘は夜いつも仰向けで寝ているのですが、後頭部に圧がかかっている時間が長いため、まずは後頭部から矯正されたのではないかということでした。そして今後は、徐々に前頭部の形も変わっていくだろうと言われました。

(ちなみに、クリニックで使われている3Dスキャナーは、Vorumの人体専門スキャナーです。頭にストッキングを被せ、ハンドル付きのスキャナーをかざすだけで頭の形の3Dモデルデータを作られ、そのデータを元に数値が計測されるというシステムです)

次の検診は3週間後です。頭の形が正常値になるまで、もしくは頭蓋骨の大泉門が閉じるまで3週間ごとに3Dスキャンを行っていきます。

ヘルメット使用について

・今は夏で毎日とても暑く、娘は頭にたくさん汗をかいてしまうのですが、ヘルメットの内側のスポンジ部分が汗で汚れてとても臭いです。3年くらい洗っていない運動靴の臭い、もしくは納豆のような臭いがします。

・夜、お風呂に入る前にヘルメットの手入れをするのですが、スポンジに沁みついた汗をキッチンペーパーで拭きとり、消毒用アルコールをたっぷりスプレーすれば、臭いはある程度消えます。

・今のところ、皮膚炎などのトラブルはありません。

・娘はヘルメットに慣れるのが早くて、2日目でヘルメットをしたまま昼寝ができるようになり、3日目からヘルメットをしたまま夜も眠るようになりました。大抵の赤ちゃんは、ヘルメットにすぐ慣れるようです。

・SnugKapは他の矯正ヘルメットより軽いとはいえ、やはり多少負荷がかかるようです。タミータイムは5分ほどで泣いてしまうし、お座りの練習では頭が前に落ちて転がってしまいます。ヘルメットを支えるのが苦にならなくなるまで、引き続き娘の首と背中の筋肉を鍛えていこうと思います。

周りの反応

・公園などで出会った見知らぬ人の中には、目が合うとすぐに「あら、あなたの赤ちゃんはどうしてヘルメットを被っているの?」と聞いてくる人がいます。理由を説明すると、「きれいな頭の形になるといいね!」と励ましてくれます(「ヘルメットなんて必要ない。赤ちゃんが可哀そう」と批判的になる人はいません(昔はそう言う人がいたようです))。

・元々友人&知り合いは、気を遣っているのか何も聞いてきません。でも大抵、ヘルメットをちらちら見ているので、相手が気になっているようだったら聞かれる前に自分から説明するようにしています。

・たまに、お子さんが同じ境遇だった人に「うちの子供も昔、矯正ヘルメットしてたんだよ~」と声を掛けられます。多くの人がスターバンド経験者ですが、つい最近公園で、子供がSnugKapを使っていたというお父さんに声を掛けられました。彼の息子は短頭症で、生後7ヶ月から12週間SnugKapを使ったそうです。彼は生後11ヶ月になった息子さん(ヘルメットを使用した本人)を抱っこしていたのですが、(私から見ると)後頭部がまだ絶壁のように見えました。もしかしたら大泉門が早く閉じて治療終了となったのでしょうか。でもそのお父さんは、治療結果にとても満足していたようだったので、以前はもっとひどい絶壁だったのかもしれません。ヘルメットを使っても100%完全に治るわけではないのだと思いました。

矯正ヘルメットを使った斜頭症の治療スケジュール

1. 矯正クリニック初診(初スキャン)
2. BC Fair Pharmacareへ申し込み 
3. Doctor's Letter(Note)を取得(すぐに矯正クリニックにメールで送付)
4. BC Fair Pharmacareの同意書が家に届くのでサインしてHIBCへ返送 
5. 矯正クリニック再スキャン、矯正ヘルメット発注 
6. ヘルメット受け取り・使用開始 
7. ヘルメット代支払い
8. BC Fair Pharmacareへ補助金申請
9. 補助金を引いた額をExtended Health Care Insuranceへ保険請求
10. 使用開始から2週間後にスキャンと診察 ★★★いまここ★★★
11. 以後、3週間ごとにスキャンと診察
12. 頭の形が治ったら、ヘルメット卒業

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