スピーチセラピー・5回目

今日は、冬休み明け最初のスピーチセラピーでした。

去年の11月から始まったこのスピーチセラピーですが、今日で5回目になります。セラピーの効果なのか、それとも普通に成長したからなのか、この冬休み中、娘は3語文が喋れるようになりました。その3語文は、私がよく娘に言う文章をそのまま復唱しているだけなのですが、長い文章を暗唱できるようになったのはそれだけでも成長だと思っています。

娘が最近口にする文章(3語文・2語文)

・「ポポ(猫の名前)、おうち、待ってるね」(日本語。外出先で)

・「○○ちょうだい」(日本語。何か欲しい時)

・「爸爸、行っちゃった」(日本語。パートナーが仕事に行くのを見送った後)

・「○○没有」(中国語。欲しいもの(人)が見当たらない時)

・「○○不要」(中国語。手に持っているものがもう必要ない時、また、「これ欲しい?」と聞かれたものがいらない時)

・「一起○○」(中国語。誰かと一緒に何かをしたい時)

・「ポポ、吃完了」(中国語。猫の空になった餌皿を見た時

・「放屁、臭臭」(中国語。オナラをした時)

以上です。

冬休み前、セラピストさんに年明けから娘をデイケアに入れることを伝えていたのですが、セラピストさんは娘のデイケアの様子がとても気になっていたのか、セラピーが始まってすぐ、早速そのデイケアについて聞いてきました。

デイケアは、月曜~木曜の週4日、1日3時間です。娘は生まれてこれまで、私がいない環境に置かれたことがなく、最初はデイケアに娘をドロップオフすることがとても不安だったのですが、私の心配とは裏腹に、娘はデイケアであまり泣かず、頑張っているように見えました。

しかし、デイケアが始まると同時に、家では何をするにも抵抗をするようになりました。朝起きるのもイヤ(布団の中に隠れる)、ご飯を食べるのもイヤ(ダイニングチェアに座ろうとせず、逃げ回る)、オムツを替えるのもイヤ(家中を走り回って逃げる)、外に行くのもイヤ(ストローラーに乗りたがらない)ととても大変で、「これが魔の2歳児か」と思っていました。

それをセラピストさんに伝えたら、それはもしかしたら、毎日知らないところに連れて行かれ、自分は母親と一緒に居たいのに人に預けられ、母親が迎えに来るまで知らない場所で知らない人と一緒に過ごさなければいけないのが気に入らない、という娘の抵抗の表れではないか、ということでした。

娘はデイケアであまり泣いていなかったので、「娘なりに頑張ってるなぁ。偉いなぁ」と思っていたのですが、実は、娘なりに相当無理していたのでした。

うちの娘は、とても物静かです。赤ちゃんの時はあまり泣かない子でした。大きくなってもやはり静かで、不快なことがあっても、まず耐えてしまいます。娘が何かに耐えているサインは、じっと一ヶ所に立ち止まり、顔を少し赤くしてうつむいていること。こういう場合は、大抵、何かに耐えています。

今日、スピーチセラピーをしていく中で、娘がそのような状態になりました。セラピストさんに普段、よくこのような状態になるということを説明したら、これは「耐えている」のではなく、実は「怒っている」と教えてくれました。

娘は、スピーチセラピーが好きではありません。スピーチセラピーには抵抗せずに行くし、セラピストさんを怖がっているわけでもないのですが、セラピストさんのオフィスに入ると娘はいつも緊張してしまいます。自分のイスに座らないし、セラピストさんから差し出されるオモチャに触ろうとしません。緊張がほぐれるのは、いつも1時間のセラピーが終わる寸前なのです。

これまで5回行われたスピーチセラピーからセラピストさんが分析したことによると、うちの娘は、自分の中に事細かなルールを持っており、少しでもそれにそぐわないと、静かに怒り出したり(この「静かに怒り出す」様子を、私は「耐えている」と勘違いしていました)、セラピーのアクティビティに参加しない(avoid to join the activities)ということで抵抗するとのことでした。

そこで、スピーチセラピーとは別に、子供の発達専門の小児科医(Developmental Pediatrician)に掛かることを勧められました。娘のこのような傾向(自分の中に事細かなルールを持っており、少しでもそれにそぐわないと怒り出す)は、小さい子供にはよく見られることだが、早めに対処した方がいいとのことでした。

スピーチセラピストさんお勧めの小児科医(Developmental Pediatrician)を数人教えてもらったので、週明けにでもファミリードクターに電話して、紹介(refer)してもらえるよう頼んでみたいと思います。

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