今日は、娘のスピーチセラピーの日でした。
セラピーが始まってすぐ、まずは、セラピストさんが私に、前回のセラピーから今日までの一週間で、娘に何か変化はなかったか尋ねてきました。
この一週間の変化は、
・自分の欲求を「単語」で伝えられるようになった
例:「(ドアを)開けて」「水(が欲しい)」「毛布(が欲しい)」など
・前にも増して、オウム返しをするようになった
(私やパートナーの言ったことのみならず、TVに対してもオウム返しをするようになった)
・歌に歌詞が付くようになった
(以前は宇宙語で歌っていたが、最近、ちゃんと歌詞を覚え、歌詞の通りに歌うようになった)
です。
私から見ると、娘が自分の欲求を言えるようになったことはすごい進歩です。娘は性格的に、欲求があっても言わずに堪えてしまう傾向があり、これまでは、娘の素振りから何がしたいのか、何を欲しがっていうのか推測して子育てをしてこなくてはいけませんでした。でもそれは結構難しく、時には何をしても泣き止まず、頭を抱えることもありました。
だから、自分の欲求を言ってくれるようになったのは、私としては、とっても大きな変化です。
スピーチセラピストさんも、これはスピーチセラピー的に大きな進歩であると、(大袈裟なくらい)とても喜んでくれました。
そしてセラピーが始まりました。これまでのセラピーでは、おもちゃのフルーツとシャボン玉で遊びましたが、今回は、赤ちゃんの人形を使用することになりました。
まずは裸の赤ちゃんの人形を娘の前に置き、「赤ちゃん、寒そうだね。服を着させてあげようか。(服を左右の手にひとつひとつ取り)このピンクの服にする?それともこのブルーの服にする?」と、娘に2者選択の質問をします。娘が「ピンク」もしくは「ブルー」どちらかを言うまで待って、選んだ方からまた遊びを広げていくというものです。
しかし娘はまだ、自分の選んだ方を「言葉で伝える」ことができません。選んだ方をじっと見るか、質問をオウム返しをするだけです。
セラピストさんが英語で、
「Which one do you want to put on the baby? Pink or Blue?」
というと、
「Blue」
とオウム返しをし、
私がセラピストさんの質問を、
「ピンクとブルー、どっちの服を着せてあげたい?」
と通訳すると、
「どっち」
とオウム返しするのです。
セラピストさんは、オウム返しをする場合は、後に言った方を娘が選んだものとみなして遊びを続ければよい(もし、娘が本当は先に言った方を選びたかった場合は、そのうち本人から修正してくる。修正してくるようになったら、それはそれでスピーチセラピー的にすごい進歩)、というのですが、日本語だとオウム返しが「どっち」になってしまい、どちらを選んだとみなしていいのか分からなくなってしまいます。
そのため、日本語の質問文の語順を変え、選択肢を最後に来るようにしました。「赤ちゃんにどっちの服を着せたい? ピンク?それともブルー?」というカンジにです。
そうすることで、選択肢をオウム返しさせられるようにはなったのですが、たまに視線が最初の選択肢に向かっている時もあり、本当に自分が選びたい方を意思表示させるまでまだまだ長い道のりになりそうだなぁと思いました。
セラピーは今日で3回目だったのですが、娘は少しセラピストさんやオフィスに慣れてきたようで、セッションの間中、体を強張らせることも黙ってうつむくこともありませんでした。セラピストさんの問いかけに言葉で返事をすることはまだできないものの、単純にオウム返し、または目線で反応するようになりました。また、黙っていたのは最初の15分のみで、あとは(小声でですが)ずっと喋っていました。
今年のセラピーは、残るところあと1回です。今日、セラピーで習ったことを家で実践して、次回のセラピーでまたいい報告ができるよう頑張りたいと思います。
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