根幹治療

根幹治療

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私には一本だけ、神経を抜いた歯があります。 その歯が最初にむし歯になったのは、25年前のこと。当時は実家に住んでいて、近所の歯医者さんに神経を残して治療してもらいました。しかしその後、5~10年に一度、体調が悪くなると(免疫力が落ちると)歯根の先に軽く炎症を起こし、その都度、被せものを外して中の治療をしていました。その歯が数年前、酷い炎症を起こしたため、(カナダの歯医者さんに)残していた神経をキレイに取り除いてもらいました。 今月に入り、その歯がまた痛み始めました。 かかりつけの歯医者さんに診てもらったところ、問題の歯と、その隣の歯の根幹が炎症しているおそれがあるとして、根幹治療(Root Canal)のSpecialistに送られることになりました。 月半ば、根幹治療のSpecialistに診てもらいました。その結果、隣の歯はただ神経過敏になっているだけで問題は無かったのですが、神経を抜いた歯の根元が炎症を起こしていることが分かり、治療を行うことになりました。その日は第一回目の治療を行いました。 そして今日、第二回目の根幹治療のため、再度、根幹治療Specialistのオフィスに行ってきました。 私の歯の根の先端はとても細く、前回、治療器具が届かず、中を完全にキレイにすることができず、今日はもしかしたら歯茎を横から切って治療するかもしれないと言われていたのですが、前回、治療の際に根幹に入れた薬が歯の根の先端を広げたようで、歯茎を切るのは回避できました。(よかったです) 治療時間は、一時間半(前回を含めると2時間半)かかりました。治療費はなんと、$1,600。た、高い。パートナーの会社の保険で半額カバーされるのですが、それにしても高いです。(歯の治療のために日本に帰る人の気持ちが分かりました。国民健康保険はたったの3割負担だから!) この後、フォローアップとして半年後と一年後に検診を行うとのことです。 一年後の検診で問題なければ、今回、根幹治療のために穴を開けたクラウンを作り直すつもりです。 歯を悪くすると、思った以上に出費がかさみます。 歯は大事にしないと。歯磨き前のフロスと、寝る前のリステリンを欠かさないようにしようと心に誓いました。

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ケータイとヒヨコ

ケータイとヒヨコ

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娘が携帯電話に興味を持ち始め、私やパートナーの携帯で遊びたがるようになりました。 でも、もし落として壊したりしたらこちらも困るので、(新機種に変えたため)今はもう使っていないパートナーのスマートフォンを娘に与えることにしました。まずはフォーマットし、OS(Android)をインストールし直し、我が家のルーターに接続してインターネットを使えるようにし、さらにLINEをインストールして私とパートナーのアカウントに追加して、娘に与えました。 最初は、カメラのセルフィーモードで遊んでいた(自分の顔が携帯の画面に映るのが面白いようでした)のですが、そのうち、LINEで私やパートナーに電話をかけて遊ぶようになりました(電話のかけ方はパートナーが娘に教えました)。 今では、娘のお気に入りのオモチャとなりました。 さてさて、娘は携帯のことを、 「ケータイ(日本語)」 もしくは、 「手機(Shǒujī・スオジー)(中国語)」 と呼ぶのですが、ある日、娘が、 「手機沒有、手機沒有」(スオジーメイヨウ、スオジーメイヨウ) と言いながら携帯を探していたので、娘に、 「手機(スオジー)が無いの? どこに行っちゃったんだろうね?」 と言ったら、近くに居たパートナーが、 「君の発音は、“小雞(Xiǎo jī・シャオジー)”に聞こえるよ。ヒヨコじゃないってば、携帯だよ。娘の発音の方がよっぽど正しいよ」 と言われました。 手機(Shǒujī・スオジー)と小雞(Xiǎo jī・シャオジー)。ピンインの違いは知ってます。発音の違いも知ってます。気を付けて発音したつもりでした。でも、ダメ出しされてしまいました。 娘、2歳児なのに「Shǒ」と「Xiǎo」の違いを分かっているなんてスゴイなぁと思いました。(パートナーの日頃の努力の賜物のだね!)

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サンタデビュー

サンタデビュー

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私の両親は、私が小さい頃からずっと「サンタクロースはいない」と言って私を育ててきました。 彼らにとって、「クリスマスは外国の“異教徒”のイベントで、日本人には関係のないことだから」というのが理由だったと思います。 だから私は、クリスマスにケーキを食べたことも、プレゼントをもらったこともありませんでした。 でも、私世代の子供にとってクリスマスは、サンタからステキなプレゼントをもらえるという一大イベントです。小学校では、毎年冬休み明けにクラスメートが「サンタにこんなプレゼントもらった!」と報告し合います。私はそれを横目で見て、「サンタクロースなんて居ないのに。そのプレゼントは親が買ってきたものなのに。本気で知らないんだな」と思いつつ、プレセントの報告をし合っているクラスメート達がとってもとっても羨ましかったのでした。 だから、自分に子供が生まれたら、私は完全無欠のサンタになろう!と心に決めていました。 さて、娘は現在2歳。最近少し、自分の周りに起こっていることを理解し始めてきたので、ちょっと早いですが、今年、サンタデビューをすることにしました。 娘への今年のクリスマスプレゼントは、キッズサイズのテーブルとイスです。今月初め、Indigoの店頭でデザインの可愛いキッズテーブルのセット(テーブル一台、イス2脚)を見つけたのでそれを購入しました。それをクローゼットに隠しておいて、イブの夜にテーブルを組み立ててツリーの横に置き、クリスマスの朝に娘に見付けさせるという計画を立てていました。 ところがところが、イブの夜、テーブルを組み立てようと箱を開けてみたら、なんと、付属のネジの袋が中で破けていて、イスの背もたれ(目立つ部分)が傷だらけになっていました。 相棒は、「白いペンを買って傷を塗りつぶせば目立たないよ。大丈夫だよ」というのですが、今後、その傷を見る度にヤな気分になりたくなかったし、なんてったってこちらの落ち度がない初期不良なので、返品することしました。 イブの夜、娘を寝かし付ける際に、「今年一年、いい子にしてたから、きっと今夜、サンタさん家に来るよ!」と話をしていたので、クリスマスの朝、娘に、「昨日の夜、サンタさんから、“トナカイが風邪をひいて今夜は来れない”って電話があったよ。残念だね。でも、週末までにはプレゼントを持ってくるって約束してくれたよ」と言い訳をし、土曜にIKEAでキッズテーブル&イスを買い、日曜(今日)の朝には娘にクリスマスプレゼントを渡すことができました。 私のサンタデビューは・・・、クリスマスに間に合わせられなかったので失敗かな? クリスマスプレゼントの中身を前日のイブに確認してはダメですね。来年以降、気を付けます。

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教室内のグループ群

教室内のグループ群

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昨日のことですが、StrongStartで知り合った、比較的近所に住んでいるママ友同士で集まって、クッキーデコレーションをしました。 ママ5人&子供8人と、かなり大人数が集まったこともあり、最初の1時間で用意したクッキーのデコレーションが終わってしまいました。その後は、子供たちはそれぞれオモチャで遊び(今回、場所を提供してくれたママ友の家には山ほどオモチャがあり、子供たちはそれぞれ楽しめているようでした)、ママはママ同士で話に花を咲かせました。 最初は普通に子育ての話をしていたのですが、そのうち、StrongStartに来る他のママ、もしくはナニーさんの話になりました。 StrongStartでは、娘はまだ一人でオモチャで遊べないので、私はフリータイムの間は常に娘の相手をしていなければならず、他のママにあまり目を向けてなかったのですが、今日集まったママ友たちが言うには、教室内には、 ・どこにも属さないオープンママ(大多数がこれ) と、 ・フィリピン系ナニーグループ(いつも数人で集まってタガログ語で話をしている) ・南米(スパニッシュ)系ナニーグループ(大人数ではなく、二人三人でスペイン語で話をしている) ・他のママとの接触を避ける、閉鎖的なママグループ(ほんの数人。仲良しグループの人としか話をしない) とあるそうです。 もちろん私を含め、今日集まった私のママ友たちは、大多数の「どこにも属さないオープンママ」で、教室内では、近くにママ(もしくはナニーさん)が居たら、相手が誰であろうとちょっとした会話を交わしたりします。しかし、他のグループの人の中には、話しかけても会話をしたがらない人(特に閉鎖的なママグループ)がいるのだそうです。 確かに人によっては、挨拶しても返してくれなかったり、世間話をしようと声を掛けると、子供連れて教室のどこかに行ってしまう人がいます。私はてっきり、私の日本語訛りの英語が聞き取りづらくて避けられてるのだと思っていたのですが、今日会ったママ友(カナダ人)も、特定の人から同じように避けられているとのことでした。 「高校生の仲良しグループじゃあるまいし、もう大人なんだから、社交辞令程度の社会性は身に付けてほしいよね」 と言っていました。 女子はグループ同士で群れる傾向がありますが、それは日本だけではなく世界共通なんだなぁと気付かされました。 そして、私はもう「女子」ではなく「女性」なので、年齢に見合った社会性を身に付け、特定の人だけではなく誰とでも会話し、いつもオープンでいよう、と思わされました。

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Festival of Lights at VanDusen Botanical Garden

Festival of Lights at VanDusen Botanical Garden

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今日は、VanDusen Botanical GardenのFestival of Lightsに行ってきました。 このFestival of Lightsは、植物園内を100万個以上の電飾を飾る「クリスマスイルミネーションイベント」です。前回、このイベントに行ったのは、もう9年前のこと。その時は、とにかくすごく寒かったので、今日は、娘にはスキーウェア、私はモコモコに着膨れするほど重ね着し、防寒対策を完璧にして行ってきました。 園内にサンタクロースと写真が撮れる場所があったので、娘の生まれて初めてのPhotos with Santaを撮りました。撮った写真はその場でプリントアウトか、後日、メールでデジタルデータ受け取りかを選ぶことができたので、デジタルデータ受け取りを選びました。データは、数日後に登録したメルアドに届くそうです。 ところで、私と娘は寒さ対策重装備だったにもかかわらず、パートナーは特に重ね着もせずにいつもの格好で行きました。実際、すっごく寒く、重ね着していた私はブルブル震えていたのですが、パートナーはずっと平気な顔な顔してました。筋肉質って、寒さ知らずでいいなぁ。私もエクササイズして、筋肉つけた方がいいかな。

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スピーチセラピー・3回目

スピーチセラピー・3回目

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今日は、娘のスピーチセラピーの日でした。 セラピーが始まってすぐ、まずは、セラピストさんが私に、前回のセラピーから今日までの一週間で、娘に何か変化はなかったか尋ねてきました。 この一週間の変化は、 ・自分の欲求を「単語」で伝えられるようになった 例:「(ドアを)開けて」「水(が欲しい)」「毛布(が欲しい)」など ・前にも増して、オウム返しをするようになった (私やパートナーの言ったことのみならず、TVに対してもオウム返しをするようになった) ・歌に歌詞が付くようになった (以前は宇宙語で歌っていたが、最近、ちゃんと歌詞を覚え、歌詞の通りに歌うようになった) です。 私から見ると、娘が自分の欲求を言えるようになったことはすごい進歩です。娘は性格的に、欲求があっても言わずに堪えてしまう傾向があり、これまでは、娘の素振りから何がしたいのか、何を欲しがっていうのか推測して子育てをしてこなくてはいけませんでした。でもそれは結構難しく、時には何をしても泣き止まず、頭を抱えることもありました。 だから、自分の欲求を言ってくれるようになったのは、私としては、とっても大きな変化です。 スピーチセラピストさんも、これはスピーチセラピー的に大きな進歩であると、(大袈裟なくらい)とても喜んでくれました。 そしてセラピーが始まりました。これまでのセラピーでは、おもちゃのフルーツとシャボン玉で遊びましたが、今回は、赤ちゃんの人形を使用することになりました。 まずは裸の赤ちゃんの人形を娘の前に置き、「赤ちゃん、寒そうだね。服を着させてあげようか。(服を左右の手にひとつひとつ取り)このピンクの服にする?それともこのブルーの服にする?」と、娘に2者選択の質問をします。娘が「ピンク」もしくは「ブルー」どちらかを言うまで待って、選んだ方からまた遊びを広げていくというものです。 しかし娘はまだ、自分の選んだ方を「言葉で伝える」ことができません。選んだ方をじっと見るか、質問をオウム返しをするだけです。 セラピストさんが英語で、 「Which one do you want to put on the baby? Pink or Blue?」 というと、 「Blue」 とオウム返しをし、 私がセラピストさんの質問を、 「ピンクとブルー、どっちの服を着せてあげたい?」 と通訳すると、 「どっち」 とオウム返しするのです。 セラピストさんは、オウム返しをする場合は、後に言った方を娘が選んだものとみなして遊びを続ければよい(もし、娘が本当は先に言った方を選びたかった場合は、そのうち本人から修正してくる。修正してくるようになったら、それはそれでスピーチセラピー的にすごい進歩)、というのですが、日本語だとオウム返しが「どっち」になってしまい、どちらを選んだとみなしていいのか分からなくなってしまいます。 そのため、日本語の質問文の語順を変え、選択肢を最後に来るようにしました。「赤ちゃんにどっちの服を着せたい? ピンク?それともブルー?」というカンジにです。 そうすることで、選択肢をオウム返しさせられるようにはなったのですが、たまに視線が最初の選択肢に向かっている時もあり、本当に自分が選びたい方を意思表示させるまでまだまだ長い道のりになりそうだなぁと思いました。 セラピーは今日で3回目だったのですが、娘は少しセラピストさんやオフィスに慣れてきたようで、セッションの間中、体を強張らせることも黙ってうつむくこともありませんでした。セラピストさんの問いかけに言葉で返事をすることはまだできないものの、単純にオウム返し、または目線で反応するようになりました。また、黙っていたのは最初の15分のみで、あとは(小声でですが)ずっと喋っていました。 今年のセラピーは、残るところあと1回です。今日、セラピーで習ったことを家で実践して、次回のセラピーでまたいい報告ができるよう頑張りたいと思います。

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