母乳マッサージ

今日は、MOM Japanese family Supportのカウンセラーさんに家に来ていただいて、母乳マッサージをしてもらいました。

私は、娘が生後2ヶ月半になった頃から、段々胸が張らなくなり、一度の授乳が左右合計10分で終わってしまったり、たまに娘が授乳後1時間で泣き出してしまうようになりました。

出産後、一週間ほどで順調に母乳が出るようになり、SCBPの検診では「生産過多(over produced)」とまで言われていたのに、それからたった2ヶ月で、母乳の出が悪くなってしまったのです。

原因は分かりません。それまで、寝不足の次の日に母乳の出が悪くなることはあったのですが、昼寝などして眠気を解消すれば、またすぐに十分な母乳が出るようになっていました。しかし今では、どれだけ十分に睡眠を取っても、母乳不足が解消されないのです。

最低一年は授乳を続けていこうと思っていたのに、たった2ヶ月半で挫折しそうになるなんて。

なんとかまた母乳の量を増やすことはできないだろうかと思い、藁にもすがる思いで、先週、バンクーバーで出張授乳マッサージを行っているMOMに電話しました。

今日、マッサージに来ていただいたカウンセラーさんは、日本で産科の看護師として勤めていた方で、母乳マッサージの前に娘の便秘について相談したら、その場で娘に腸を動かすための(お腹の)マッサージと綿棒浣腸をしてくれました。あと、砂糖2gと水40mlを混ぜて作った糖水を一日に2回、娘に飲ませるようにとのことでした。(これは今後、便秘が解消するまで実践していきます)

それから、母乳カウンセリングとなりました。まずは娘を裸にして(オムツも外して)体重測定をしました。現在、生後11週目、体重は5,194gとなっており、3週間前に測った時より424g増えていました。コミュニティナースさんからもらったChild Health Passportに記録している出産後の体重測定結果を見せたところ、娘の体重はこれまで順調に増えており、母乳はちゃんと足りているのではないか、とのことでした。

次に、実際に授乳をして、授乳前と後に体重を測って、どれだけ母乳が飲めているのか調べることになりました。左右5分ずつ飲ませたところ、それぞれ5分で30g(=30ml)飲めていました。

5分で30mlで、実際、母乳は十分出ていることが分かりました。私が「母乳が足りない」と思っていたのは単に私の思い過ごしで、胸が張らなくなったのは母乳がオンデマンドで生産できるようになり、ストックする必要がなくなったため張らなくなっただけであり、授乳後1時間で泣くのは、お腹が空いたから泣いていたのではなく、他に原因(寂しい、自分の相手してほしい、もしくはその日に訪問客があり気疲れしたため、など)があって泣いていたのではないだろうか、とのことでした。

次に、今日の一番の目的である「母乳マッサージ」をしてもらいました。片方約15分ずつ行いました。出産後に受けた「初乳を出すためのマッサージ」がとても痛かった記憶があるので、今日の母乳マッサージも痛いものだろうと覚悟していたのですが、乳房の部分は痛いどころか心地よいものでした(乳首はちょっと痛かったです)。カウンセラーさんによると、左胸は全く問題ないが、右胸の乳腺が左よりも細いので、今後はもっと右胸を使うようにと言われました。そして、自分で母乳マッサージを行う方法も教えてもらいました。

最後にカウンセラーさんから、自分で母乳が足りないと思って粉ミルクを足してしまうと、赤ちゃんがおっぱいを吸う機会が減り、それが原因で母乳の生産量が確実に減ってしまうため、「母乳はたくさん出ている。粉ミルクを足す必要はない」と自分に言い聞かせて、なるべく母乳のみで頑張るようにと言われました。また、娘の便秘の原因が粉ミルクである可能性もあるので、なおさら粉ミルクは足さないようにとも言われました。

母乳育児、思っていたよりもなかなか大変です。(粉ミルクとは違って)どれだけ飲めているのか自分の目で見ることができないから、すぐ不安になってしまうし。

でも、娘が生まれた時に「お腹の中で十分育たないまま、小さく生んでしまってゴメン!その分取り戻せるよう、お母さんは乳牛になったつもりで頑張るからね!」と心に誓っているので、それをずっと忘れずに、今後も頑張っていきたいと思います。

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