私と彼氏、彼氏のお父さんお母さん、私の父と母の合計6人で、5月29日(金)~6月1日(月)の4日間、3泊4日の行程でカナディアンロッキー旅行に行ってきました。
移動は全てバスで行うバスツアーです。運行はバンクーバーにある日本の旅行会社のため、ガイドは全て日本語で行われます。そのため、私はガイドさんが日本語で言ったことを英語にして彼氏に伝え、あkれしはそれを中国語に訳して彼のお父さんお母さんに伝えるという、常に伝言ゲームをしているような旅になりました。
スケジュールは、
初日
Vancouverを出発して→Hope、Merritt、Kamloopsを通過して→Valemountに宿泊
2日目
Valemountを出発して→Mt.Robson、Jasper、Athabasca Waterfall、Ice Field(コロンビア大氷原)を観光して→Banffに宿泊
3日目
Banffを出発して→Lake Louise、Moraine Lake、Last Spikeを観光して→Kelownaに宿泊
4日目
Kelownaを出発して→果樹園、ワインワイナリーを見学して→Vancouverへ
というものです。バスは12人乗りで、今回、参加者が私たち6人の他に、他の家族連れ(母娘婿)の3人の合計9人だったため空席があり、ゆったり座ることができました。
初日は、朝8時にVancouverを出発して、Merritt近くの湖畔でランチを食べ、一気にValemountまで行きました。Clear Waterを過ぎたところで、道端にブラックベアを発見。ウロウロ歩き回っていると思ったら、木を揺さぶり始めたり、転がったりして、少し挙動がおかしい熊でした(ガイドさんも「あの熊、ちょっとCrazyだね」と言ってました)。
2日目は、Valemountを朝7時に出発し、Mt.Robson、Jasper、Athabasca Waterfall(アサバスカ滝)に寄って、Ice Field(コロンビア大氷原)に行き、雪上バスに乗って氷河まで行きました。ガイドさんのオススメで、氷河に空のペットボトルを持っていって、雪解け水をその中に入れ、この日はバスの中でずっと雪解け水を飲みました。水道水とは違って、完全に無味&ピリッと冷たくて、とても美味しかったです。
(ペイトレイクにも行きたかったのですが、ペイトレイクまで行く道路が積雪で封鎖されていて行くことができませんでした。ガイドさんが言うには、この道路は毎年だいたい6月の下旬頃に通行できるようになるらしいです)
2日目になると、多少、通訳に慣れてきたものの、ガイドさんの説明を英語にして彼氏に伝えながら、それと同時に私の両親と日本語で会話していたので、時々頭がごっちゃになってたまに両親に英語で話しかけ、彼氏に日本語で話しかけてしまう時もありました。それを彼氏のお母さんが笑いながら、「may! You are using English to your parents!」とよく指摘されました。
(2ヶ国語同時に操るのは、頭の切り替えが大変!通訳という職業を尊敬します)
この日の夜はBanffのホテルに泊まりました。山の中のホテルで、シャワーの水がミネラルウォーターなのか、シャワーを浴びた後、肌がすごく乾燥してしまいました。ボディ用の保湿クリームを持ってきてなかったので、仕方なく顔用の保湿クリームを特に乾燥がひどい腕に塗り、その場をしのぎました。
3日目は、Banffのホテルを朝8時に出て、シャトーレイククルーズに行く途中、道のすぐ脇でアメリカアカシカ(Elk)が草を食べてました。それを見つけて、鹿のすぐ横でバスを止めたのですが、鹿は全然私たちのことを気にせず黙々と草を食べ続け、その後、悠長にオシッコまでしてました(人馴れしてる?)。
レイクルイーズの水はまだ凍ってましたが、私は凍った湖を見るのは初めて、そしてなぜかみんなハイテンションで、氷を投げ合って遊びました。湖の水は、海とは違って完全無色なため、空の色、周りの風景の色、湖底の色をそのまま映し出します。レイクルイーズは、空の青、周りの木々の緑、湖底の黒、そして氷の白が混ざり合って、とても美しかったです。
次に、ガイドさん一番おすすめのモレーン湖に行きました。ここもレイクイーズと同じくまだ半分凍っていたものの、景色が超絶景で感動しました。モレーン湖は、湖まで行くのに駐車場から少し山を登らなきゃいけないのですが、大した斜面でもないし距離も短いのに、なぜか息が切れ、通常の山登りよりとても疲れました。どうやら、標高が高いため空気が薄いのが原因のようです。私がゼイゼイ言いながら登っていると、すぐ前を登っていた彼氏は、シマリスを見つけてチョコレートをあげて遊んでいました(なんと、チョコを食べたそうな!)。
その日の夜はKelowna宿泊で、バスがホテルに着いた時、彼氏のお父さんお母さんが「今夜はホテルのレストランではなく、もっといい所で食べよう」というので、ホテルから数ブロック先の中華レストランに行きました。
どうやら彼氏のお父さんお母さんは、この夜に両家の正式な顔合わせ晩餐を行いたかったようです。料理が運ばれ、お酒をグラスに注いでから、まずは彼氏のお父さんの挨拶、それを彼氏が私に訳し、私が両親に訳して伝え、私の父がそのままボンヤリしていたら、彼氏のお母さんから「次はmayのお父さんの返答の番よ」と促され、私の父がモゴモゴしている間に、母が彼氏のお父さんの挨拶への返答をし、それを私が彼氏に訳し、彼氏が彼氏のお父さんに訳して、(伝言ゲーム式の)挨拶が終わりました。
そして次に、彼氏のお父さんお母さん、私の父と母の4人で乾杯、次に私と彼氏&私の父と母の4人で乾杯、次に私と彼氏のお父さんお母さんの4人で乾杯、そして最後に6人全員で乾杯しました。通常は「親同士」→「若夫婦&婿親」→「若夫婦&嫁親」の順番らしいのですが、今回は私の父と母がゲスト扱いなので、嫁親を先に乾杯させたのだそうです。(私は台湾の様式には疎いので、勉強になりました。
最終日はKelownaのホテルを朝9時に出て、果樹園&ワインワイナリーに行きました。果樹園では、リンゴのアイスワインを試飲しました。3種類のリンゴのアイスワインを試飲したのですが、フジリンゴから作ったアイスワインがブドウのアイスワインよりずっと甘くて香りがあって美味しかったです。
果樹園の次に寄った(ブドウの)ワインワイナリーでは、アイスワインを試飲しました。ブドウのアイスワインは白ブドウと赤ブドウの2種類あって、白ブドウは産出量が多いため、バンクーバーなどの街の酒屋でも売っているのですが、赤ブドウのアイスワインは産出量が少なく貴重なため、生産しているワイナリーでしか売っていないのだそうです。お酒の好きな私の母はそれを聞いて「ぜひ買わなければ!」と思ったのか、1本$100もする赤ブドウのアイスワインを買ってました(もちろん、自分で飲む用!)。
ワインワイナリーの後は、州道C97号を通ってMerritt経由でバンクーバーに戻りました。最終日ということもあり、バスの中はみんな疲れて眠っていたのですが、私はKelownaからMerrittまでのゆるいカーブの坂道を降りていくのがすごく面白くて、ずっと起きて窓の外を見てました。バンクーバーに着いたのは、午後6時半でした。
今回の旅行は、去年の12月に「両家の親同士をバンクーバーで顔合わせしよう」という話が出たとき、彼氏のお母さんから「せっかくだから、バンクーバーからみんなで小旅行に出ない?」と提案され、今回の旅行を計画しました。私の両親にカナダの広さを見せたかったのと、私自身、Maple Ridgeより東に行ったことがなかったため、行き先をカナディアンロッキーに決め、日系の旅行会社でツアーを見つけて3月に申し込んだ旅行でした。
途中、4月の末頃、日本での豚インフルエンザの過剰報道でカナダに来るのが不安になった私の父が「バンクーバー行きをキャンセルしたい」と言い出したものの、私と母で説得してバンクーバーに来てもらい、無事、旅行に全員揃って参加することができました。
3日目の晩、Kelownaの中華レストランで、彼氏のお母さんに「こうしてみんな揃って楽しく旅行する機会を作ってくれてありがとう」と言われました。旅行代理店を何軒か回ったり、旅行を申し込んで代金を立て替えたり、旅行時の服装や持ち物を確認したりなど、準備のためのいろいろな苦労が、その一言で報われた気分になりました。いえいえ、こちらこそ、日本語ツアーのためガイドさんが言っていることが分からないのにもかかわらず、文句一つも言わず、彼氏の通訳のみで楽しんでくれたお父さんとお母さんに、とても感謝しています。
総走行距離2,111km、4日間天候にも恵まれ、期待以上にとても楽しいカナディアンロッキー旅行でした。
一生の思い出となりました。
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