今termも残り一週間となりました。最近ずっと、来週の木曜日に迫ったCritical Thinking and PlaningのTerm Projectの準備に追われてます。 このTerm Projectというのは成績の25%を決める非常に重要なもので、先週、概要が発表されました。クラスを2チームに分け、授業で習ったCritical Thinking(というかLogical Thinkingに近い)を駆使して模擬裁判を行うというものです。
模擬ケースは、1988年にカナダで実際に行われた裁判「CROCKER v. SUNDANCE NORTHWEST RESORTS LTD」です。これはMr. Crockerという29歳の男性が、酔っ払ってスノーチュービングを行い、転んで首の神経を痛めて四肢麻痺になってしまったため、スキー場を相手取り損害賠償を求めた裁判です。
実際の評決は、スキー場側が敗訴し、損害賠償金を支払っています。Mr. Crockerはスノーチュービングの前に「このスキー場でケガをしても、スキー場に対して一切責任を問いません」という免責契約書にサインしているにもかかわらず、彼は契約書にサインする際、免責事項を読まなかったため、「内容を理解せずにサインした契約書は無効」という判断の元、スキー場側が敗訴しました。
ウチの学校はLow Schoolではないので(というかむしろComputer Scienceコースだし)、専門的な法律知識は問われないみたいです。2チームが原告側弁護士と被告側弁護士に分かれ、陪審員(学校のスタッフを適当に引き抜いて連れてくるらしいです)をどのように説得するか、そのプロセスが評価に繋がるらしいです。しかし「プロセスが大事」とはいっても、評決(※注)もバッチリ評価に反映されるみたいです。
(※注)カナダ(アメリカ)の裁判制度では、陪審員が下す判断のことを評決(verdict)と言い、裁判官が下す判断のことを判決(judge)といいます。マメ知識でした。
で、なんと私、くじ引きで被告側のチームリーダーになってしまいました。実際のケースで敗訴側の代表弁護士です。あああ、もうどうしよう。
ひとまず、模擬裁判の本番前日までに提出するStatement of Caseを準備しなくてはならないのと、あと、模擬裁判で「相手側弁護士にこう質問されたらこう答える」という作戦練りのため、ここ3~4日に一度は校外でチームメンバー全員集まっていろいろ議論しています。今日は、夜中の12時までにStatement of Caseの自分のパートを作り上げてメンバー全員にメールし、土曜日に全メンバーのStatementに目を通し、日曜日に集まって修正案を出しつつ最終案を仕上げるという予定です。
あああ、大忙し( ゚Д゚)。この一週間を、なんとか乗り切らないと。頑張ります。
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