音のルーツ

音のルーツ

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2週間ほど前、このBlogに、AからZを自分の好きな曲で埋める「A-Z Songs」を載せたら、「全部、マイナー過ぎる!」 と、多くの人にお叱り(ツッコミ?)をいただきました。 「自分の感覚は、世間一般とかなり違う」ことは認識しているので、このA-Z Songsではラモーンズとかレッチリなど超メジャーなミュージシャンも入れておいたのですが、これでもダメだなんて、ちょっとショックです。 でも、このA-Z Songsを見直してみると、自分の音のルーツがよく出ててとっても面白なぁと思いました。 私が音楽を意識して聴き始めたのは、多分、3歳か4歳の時。家にあったカセットテープで、狂ったようにBeatlesを聴いていました。当時、「外国」「英語」という概念がなかったので、「彼らの曲が何を歌っているのかさっぱり理解できないのは、親戚のおばあちゃんの言葉といっしょで、彼らの日本語がなまっているからだ」と思ってました。小学校に入ってから、Beatlesが英国(外国)のバンドだということを知り、「なんだ、あの曲の歌詞は日本語じゃなかったんだ。どうりで分からんわ」と、子供ながら深く納得したのを覚えています。 (でも、当時大好きだった「We Can Work It Out」「Penny Lane」「All You Need Is Love」の3曲は、ソラで歌うことができました。「ライフイズ ベリーショー アンゼーズノー ターアーアアーアー」というカンジで。) さてその後、小学校1、2年ぐらいでなぜか突然、XTCの「Ten Feet Tall」を好きになります。XTCはこの1曲だけなので、多分、ラジオか何かで偶然耳にしたんだと思うけど、曲の始まりから最後まで完璧に暗記し、四六時中この曲が頭の中でループするほどのめり込みました。 というわけで、私の音のルーツは、「Beatles」と「XTCのTen Feet Tall」。 真っ白なキャンバスに最初に入れた色がその後描く絵に多大な影響を与えるように、3~7歳のチビッコだった私の脳に「Beatles」と「XTCのTen Feet Tall」が深く刻み込まれたため、その後聴く音は全て「Beatles」と「XTCのTen Feet Tall」が基準となってしまいました。 中学でギタポ、パンク、高校でグランジ、サイケ、レゲエ、モッズ、ソフトロック、パワーポップ、KISS、R&Bなどを聴くようになったけど、それらのジャンルの中でもやはり音的に「Beatles」と「XTCのTen Feet Tall」寄りを好んで聴いたり、ここまでいろいろなジャンルを聴くようになっても、「好きな曲は?」と聞かれて挙げてしまうのは、「Beatles」と「XTCのTen Feet Tall」系だったり。なんか、理屈じゃないところで、どうしても「Beatles」と「XTCのTen Feet Tall」を求めてしまうのです・・・。 きっと一生、私は「Beatles」と「XTCのTen Feet Tall」から逃れられないんだと思います。

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邦人解放、冷静になって考えたい

邦人解放、冷静になって考えたい

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中日新聞2004年4月18日社説 「冷静になって考えたい」 小泉首相が、ボランティア活動の継続に「不快感」を表し、自民党総務会では救出経費の請求を訴える声が相次いだ。揚げ句は渡航禁止の法制化まで。 何かが変だ。 NGOやフリージャーナリストとは、「すき間」を埋める人々だ。とりわけ、紛争と交渉に明け暮れる国際社会はすき間だらけである。環境、貧困、衛生、水、教育…。地球上には、国家という枠組みでは解決が難しい重い課題が山積している。NGOが大切なのは、国家間の交渉には付き物の手続きやメンツにとらわれず、国境を容易に飛び越えられる存在であるからだ。 縦の命令系統に支配されて、現場での動きが緩慢になりがちな「国家」に比べ、NGOは横に結びつきやすい。国籍とは無関係にネットワークで結ばれて、機動力を発揮する。NGOははじめから、人と人との関係を基本に結びつく。 紛争地での「人道支援」に当たっては、そんな特性が生きる。統治と秩序をなくした国できずなを結び直すには、人と人との関係をまず築くしかないからだ。ボスニア、ソマリア、そしてコソボ…。NGO抜きにして人道支援は語れない。 解放された高遠菜穂子さんは、イラクの少年が身代わりを申し出たほど現地で慕われている。対日信頼も育った。それを知り武装勢力は早くから犯行の間違いに気づいていた。新たに解放された二人が丁重に扱われたのも、聖職者が積極的に仲介したのも、彼らを理解したからだ。 ジャーナリストらは、危険と使命感をはかりにかけた上、戦場に赴いた人たちだ。危険な場所を避け続けていては、国民の目と耳になれない。 だとすれば、邦人が有事に遭った時救出に全力を挙げるのは、政府として当然の使命ではあるまいか。本人や家族の感謝の言葉を受け入れてまず五人の生還を素直に喜びたい。高遠さんらがやがて再開するだろう活動を、責めることはできない。 政府とNGOは、これからもお互いを尊重し合いつつ、人道支援の両輪であるべきだ。NGOも今度の事件を教訓に危機管理、情報収集、後方支援体制や、政府との連携をさらに強化し、可能だと判断できた時点で活動を進めていけばいい。 五人に沈黙を強いるとしたら、この国こそ、少し危険である。

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匂いに敏感

匂いに敏感

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今日、会社見学に来たお客さんが、手土産にケーニヒスクローネのお菓子を持ってきてくれました。 お菓子もすごく美味しかったのですが、それよりお菓子の包み紙の匂いの方が、私にとってとても味わい深いものでした。 紙の匂い(というか印刷の匂い)が大好きです。新しい建物の匂いや、恋人の服の匂いとかも、かなり好きです。 人より匂いに敏感なようで、反面、悪臭も嗅ぎつけてしまって困っています。特に、毎日の通勤電車の中の、他人の息に混じる食べ物臭、タバコ臭、歯磨き粉臭、オヤジの加齢臭、洗っていない頭臭、お尻の拭き残し臭なども意図せず目ざとく嗅ぎつけてしまい、時には拷問のようです。 そのため、それらの匂いから逃げるために、いつも香水を持ち歩くようにしています。 ここ1年ほど気に入って使っているのは、 Yujin Floa(ELLA MIKAO DESIGN) Light Blue(DOLCE & GABBANA) CK ONE(Calvin Klein) の3つ。 他の人にかからないようにするため、オートマイザーはスプレータイプでなくローラータイプを使い、ほわぁ~んと悪臭が襲ってきたら自分の手の甲に香水を付けてその匂いを嗅いでしのいでいます。 結構、大変です。しかし、苦労も多いけど、フェロモンも嗅ぎ分けられるので、時には役に立っています。

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A-Z Songs

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はてなダイアリーに『「あ~ん」を好きな曲で埋める』というのがありました。こういうのが好きなので、ぜひ参加しようと思ったら、自分が「あ~ん」でやるには困難だけど「A-Z」であれば難なく出来ることに気づいてしまいました。 というわけで、「My Favorite A-Z Songs」はこちら↓ A All Dreams Are Gone / Petrol B Blitzkrieg Bop / Ramones C Coming Up Roses / The Semantics D Diesel Smoke / Eggstone E Everything and More / Dolly Mixture F Fear Of Flying / Ruth G God Save The Queen / The Sex Pistols H Half The Battle / Gladhands I

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