Vancouver Pride Parade 2008

今日は、プライドパレードでした。今回のパレードは、ゲイの象徴であるレインボーフラッグの30 Years Anniversaryで、いつも以上に盛り上がりました。

パレードを見ながらふと思ったのですが、30年前、ゲイはまだ今みたいに認知されていなかったため、ゲイの人たちは肩身の狭い思いをしながら生活していたんだろうけど、今では、ゲイパレードに市長も警察も教会も政治家も参加するほどゲイ&レズビアンが世間に認められていて、人の考え(特にこの場合は“偏見”)でも変われるものなんだなぁ、と思いました。

もし日本の私の両親にゲイパレードを見せたら、きっと二人とも眉をひそめると思います。日本とカナダの違い、生きてきた時代の違いもあるだろうけど、それ以上に“自分と違う人への恐怖”から、自分と異系との間に線を引き(=偏見、差別)、そうすることで自分たちの領域を守ろうとするからです。日本の彼らの世代ではそれが当たり前だから、しょうがないところもあるのだけど。

反面、バンクーバーは70過ぎのおばあちゃんでも元気に喜んでゲイパレードに参加しています。線を引かずに“交わる”ことで、ゲイに対する恐怖心も誤解も解けて、自分たちと彼らの領域を正しく認識し、それを踏まえたうえで付き合っていくことができているようです。

今日は、家族連れの観客がいっぱいいました。小さな子供たちは、パレードでドラッグクイーンや男性・女性同士のキスを見て、両親に「同性同士のカップルも、男女のカップルと同じだよ。微笑ましいね」と、教えられていました。

将来、きっと私も自分の子供にゲイパレードを見せると思います。自分の子供に、興味本位や優勢感に満ちたものではない、ちゃんとしたゲイに対する認識を教えられたらいいなと思いました。

















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