シアトルに行ってきました

エントリビザのインタビューのため、シアトルまで行ってきました。

当初は、彼氏の社長が車を出し、一緒にシアトルに行ってくれることになっていたのですが、社長が今、とても忙しくて、どうしても時間が取れないということで、代わりに(今までシアトルまで何度かドライブしたことのある)会社の同僚(日本人♂)に運転手になってもらい、レンタカーを借りて行くことになりました。

前夜にレンタカーを借り、当日明け方3時半にダウンタウンの家を出発しました。道が空いていたので、カナダとアメリカとの国境に着いたのは、明け方4時半頃。今回、私は陸路で国境を越えるのは初めてだったのですが、一旦車を降り、アメリカ側の移民局に入って入国手続き(入国カード(i-94W)記入&顔写真撮影&入国税$6支払い)をするだけで、すんなり入国できました。待ち時間もあまりなく、移民局のオフィサーは「僕、日本に行ったことがあるよ。とてもいい国だよね」と、ちょっと日本びいきな人で、とても親切な対応をされました。(あと、彼氏はアメリカの入国ビザを持っていたため、入国カード(i-94W)記入と写真撮影は免除されました)

国境を過ぎてからさらに2時間ほど南に走り、朝6時半頃にシアトルに到着しました。しかし、彼氏がバンクーバー出発時にカーナビの目的地の住所入力で「1501 4th Avenue, Seattle」のところ「1501 40th Avenue, Seattle」と間違って入力してしまったため、住宅街の真ん中の民家に到着してしまいました。「Fourthって“40”のことじゃないの?“4”なの?あれ?」とトボける彼氏に、「何やってんの?しっかりしてよ~」と私とドライバーの男の子で突っ込み、移民局の正しい住所を再入力して再出発。ダウンタウンの移民局には、結局朝7時頃に到着しました。

移民局が入っているビルの近くの駐車場に車を停め、ビルの1階にあったフードコートで軽く朝食を取りました。それから移民局がある6階に上がろうとしたら、エレベーターがロックされていて6階に行けません。セキュリティに聞いたら、7時45分にロックが解除されるということだったので、フードコートに戻って少し時間を潰しました。7時40分になり、再度エレベーターのあるロビーに行ったところ、すでに20人くらいの人が集まっていました。待ってる人たちは、ほとんどが中国系とインド系でした。(その中に妊婦が3人いました)

7時45分、エレベーターのロックが解除(6階のボタンが反応するようになって)され、その場にいた全員エレベーターに乗り込み、6階の移民局に上がりました。移民局の入り口のセキュリティゲート(金属探知機)を通り、その先にあった整理番号を取りました。私たちはエレベーターに乗った20人中、ほとんど最後の方だったのにもかかわらず、番号は5番でした。たくさん人がいたのですが、実際、申請者本人はほんの数人で、あとは皆、付き添いだったみたいです。

受付窓口にて、移民局から届いたレターと持ってきた書類一式を提出しました。そこで「インタビューの準備ができたら番号を呼ぶのでしばらく待ってください」と言われたため、窓口のすぐ前にあったベンチで待つことにしました。

ふと前を見ると、向かいに見慣れた菊紋章が入ったパスポートを持って、落ち着かなさそうに座っている男の子がいました。声を掛けたら、やはり日本人でした。彼は今、バンクーバーに滞在してて、今日は8ヶ月のStudy Permitの申請に来たということでした。「うちは、彼氏がエントリビザを申請したら、私と彼氏の関係を疑われて、インタビューに呼ばれて今日ここに来たの」と言ったら、「へぇ、そんなことあるんですか」と言われました。

話をしている間、その日本人の男の子は私の彼氏に普通に日本語で話しかけるので、「あ、この人、実は台湾人ですよ」と教えてあげたら、「えぇ?日本人かと思った。日本人と台湾人のカップルって始めて見ました。珍しい。普段、どうやってコミュニケーション取るんでか?」と聞かれました。「普段は英語で会話してるよ。でも。お互い英語が第二言語だから、かなりブロークン。意味取り違えとかしょっちゅう。でも、意思疎通できてる。どうにかなってるよ」と言ったら、「へええ、面白いですね」と言われました。

30分くらい経ったところで、私たちが先にインタビューに呼ばれました。インタビューが行われる小部屋へ入ったら、ガラス越しに赤髪の女性のオフィサーがいました。今回、私の現在のステイタスと彼氏との関係を疑われインタビューに呼ばれたのですが、オフィサーが付き添いの私がその問題となっているパートナーだと知ると、直接私にいろいろ質問してきました。「今、学校に通っていないようだけど、毎日何をしているの?」と聞かれたので、「自分で英語の勉強をしてます。UTにレジストするためのテストも受け続けてます。先週の土曜日もそのテストを受けました。手ごたえあったので、今回は絶対受かると思います(←実際は、受かる自信ないのですが)。もし受かったら、9月のセメスターに登録します」と答えたら、オフィサーはその内容をコンピューターに入力しました。

彼氏と私の関係については、書類と一緒に出した写真がすごく効果があり(彼氏の同僚が、同じ変ポーズ&変顔で複数の写真に写っていたため、私たちの知らないところで他のオフィサーたちにその写真を見せて笑ってたらしいです。オフィサーによると「This is the most fun part of application」だそうです)、あとは二人の馴れ初めを少し聞かれ、それを答えたら、二人の関係についてはクリアとなりました。

その次に、彼氏の今の仕事の状況、そして移民申請の現在の状況を聞かれました。それについては、今までバッファロー&シアトルの移民局から届いたレターを全て見せ、「4月の追加書類リクエストから一切音沙汰無くなって、こちらが聞きたいくらいです。どうなってるんですか?」と聞き返したら、オフィサーがその場でコンピュータで私たちの移民申請の状況を調べてくれました。

オフィサー 「あら、あなたたちの移民申請の担当オフィサー、同じオフィスの私の同僚なんだけどね、彼、今バケーション中」
私&彼氏 「ええっ!?こっちはずっと待ってるんですよ」
オフィサー 「でも、大丈夫。彼、来週には戻ってくるから」

噂によく聞く、「担当オフィサー休暇中」が自分たちのケースでも起こるとは。嗚呼。

その後、提出した書類を一通り目を通し、「I'm no doubt to issue visa. We will give you visa at 11am. You can stay here or go around and come back.(ビザを発給するために必要な確認事項は全て終わりました。11時にビザを渡すからそれまで待合室で待っててもいいし、一旦外に出てもいいですよ)」と言われ、インタビューは終了しました。

移民局のインタビューは、オフィサーによりけり・オフィサー運次第と言うけれど、今回は“いいオフィサー”に当たったようです。

インタビューの小部屋を後にし、待合室でインタビューを待っている日本人の男の子に別れを告げ、駐車場に停めた車に戻り、10時半まで仮眠しました。前夜は2時間ほどしか眠ってなくて、すごく疲れていたので爆睡しました。11時に移民局に戻り、無事ビザを受け取りました。(この時、インタビュー待ちの時に話をした日本人の男の子が来ていませんでした。もしかしたらビザ却下されてしまったのかもしれません)

無事ビザが取れたので、あとは一日「シアトル観光」です。

シアトルはバンクーバーから車で3、4時間しか離れておらず、物理的には近いのですが、やっぱカナダとアメリカ、似ているようで違います。

まず、街中にアメリカ国旗がいっぱい掲げてあること。バンクーバーのダウンタウンでもちょこちょこカナダ国旗を見かけますが、それに比べられないほどシアトルではアメリカ国旗がたくさん掲げられていました。ホテルの入り口、デパートの入り口、そしてビルの頂上にも。バンクーバーのホテルは、カナダ国旗だけでなく宿泊客たちの国の国旗も掲げてあるのですが、アメリカではそういうことはなく、自国の国旗だけです。国旗を掲げる意図というか、感覚が違うようです。

あと、道路の傾斜がすごく急でした。バンクーバーも坂道が多く、特にノースバンの坂の傾斜は、場所によっては半端じゃないけど、シアトルの坂の傾斜はそれ以上でした。街を歩くだけで山登りのエクササイズになりそうなくらいです。「ハイヒールで歩くのは無理だなぁ」と思っていたら、私の前を歩いていたアメリカ人女性は10cmくらいのピンヒールで余裕でカツカツ坂道を登っていました。

シーフードレストランで昼食を食べてから、パブリックマーケットに行き、スターバックス1号店に行き、Seattle Underground Tourをしてから、セーフコフィールド(マリナーズのホームスタジアム)に行きました。

時間があまりなかったので、それぞれしっかり見れなくて、少し残念でした。そういえば、キャピトルヒルのジミヘンの像の前で同じポーズで記念撮影が長年の夢だったのに、すっかり忘れてました。バンクーバーから車で来れる距離なので、次回は移民局がらみではなく、純粋に観光だけで来たいなぁと思いました。

ビザが目的だったのか観光が目的だったのか分からない、初シアトルとなりました☆
とっても楽しかったです。










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