日本とカナダ・離乳食の進め方の違い
今日は、お世話になったドューラさんによる「離乳食と食育」クラスに参加しました。クラス参加者は4人。皆、生後6ヶ月頃の赤ちゃんを持つ新ママです。
ドューラさんが日本人ということもあり、日本とカナダの離乳食の違いを熟知していて、違いを比較し、どちらを取り込んでいったらいいか詳しく説明してくれました。
◆◆◆日本とカナダの離乳食の違い◆◆◆
日本「離乳食を始めた当初は“飲み込み(ゴックン)”の練習が必要。飲み込みやすい“10倍粥”から始める」
カナダ「離乳食を始める目的は“鉄分補給”であるため、鉄分強化された(iron fortified)ライスシリアルから始める」
日本「一回食から始める」
カナダ「1日2、3回から始める」
日本「歯が生える前は、離乳食を裏ごしする」
カナダ「すりつぶせば歯茎で噛んで食べられるため、裏ごしする必要はない」
日本「米粥の食べが悪かったら、だし汁などで、風味をつけるとよい」
カナダ「素材そのものの味を教えるために、味付け一切なし」
日本「最初はハンドル付きのボトルで飲ませる」
カナダ「最初からコップで水を飲ませる(コップの中は水一口分のみ)」
日本「最初の離乳食は、米粥、野菜、イモ、脂肪が少ない白身魚(たい、かれい、ひらめなど)を与える」
カナダ「最初の離乳食は、鉄分がたくさん入った肉(牛、豚、子羊(ラム)、鶏、七面鳥)、乳児用シリアル、魚、豆腐、豆、卵の黄身を与える」
日本(特に言及なし)
カナダ「6ヶ月前の子供には、家庭菜園で収穫した高硝酸塩野菜(人参、ほうれん草、かぶなど)を与えない(それらが輸送されている間に野菜の中で窒素が増え、その窒素を摂取すると血液の中に入り込んで酸素が運べなくなってしまうため)」
◆◆◆◆◆◆
私は、生後6ヶ月の予防接種の際に、コミュニティナースさんに言われ、一週間前から娘の離乳食を始めています。日本式の離乳食、10倍粥を1日1回です。
しかし娘は、なかなか10倍粥を食べてくれません。「味が付いていないから食べたくないのかな?」と思って、だし汁を混ぜたり、野菜スープを混ぜたりしたのですが、それでも食べてくれません。
今日のクラスで鉄分補強した乳児用ライスシリアルがいいと知ったので、早速、ライスシリアルを買って娘に与えてみました。そしたらなんと、大さじ2杯、完食しました。ビックリしました。
後で娘のライスシリアルを味見してみたのですが、ほんのり穀物の香ばしい味がし、大人の舌でも美味しいと感じるものでした。10倍粥を食べてみた時は、「味がしない。美味しくない」と思ったけど、やはり赤ちゃんでもそれが分かるようです。美味しい離乳食はしっかり食べてくれるということを知りました。
「離乳食は、愛情たっぷりの手作りで」と思っていたけど、考え方を変えた方がいいようです。今後は、乳児用シリアルを中心に、手作りの副菜、もしくは市販の瓶の離乳食を追加し、娘の食欲をみながらメニューを考えて与えていきたいと思います。
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